iPodが在庫限りで販売終了。20年の役目を終える。 すまほん!!

 Appleは、同社が長年販売しているポータブル音楽プレイヤーiPod touchについて、在庫限りで販売を終了することを発表しました。

 現在、Appleから発売されているiPodは、2019年発売のiPod touch 第7世代。Appleのホームページ上では、「在庫が無くなり次第終了します」との記載があり、同社はすでにiPodの製造を終了しています。また、Apple Storeでの取り扱いについても終了しており、一部家電量販店、もしくはオンラインストアの在庫限りで販売は終了となります。

 iPodは、2001年10月に、5GBのHDDを搭載した初代iPod Classicが発売されて以降、ウォークマンと並んで、ポータブルオーディオプレイヤー市場にて存在感を放ってきました。円形の操作ボタンが特徴の「iPod classic」、小型版の「iPod nano」、ミニサイズで音楽再生のみに特化した「iPod shuffle」、そして今日に至るまで残った唯一の「iPod touch」。常に新しさを感じさせるシンプルなデザインと、洗練された機能によって、「外出先でもイヤホンをつけて音楽を聴く」ことをより身近にさせました。

 iPodは、筆者にとっても思い入れのある端末。筆者が小さい頃は、まだスマートフォンが普及し始めた頃であり、インターネットに簡単にアクセスできる端末はまだ限られていました。筆者には兄が2人いますが、歳が離れていることもあり、兄がスマートフォンで動画を見たりゲームをする姿が羨ましかった幼少期の筆者は、両親に隠れてこっそり兄のiPod touchでYouTubeを見たり、ゲームをしていたことを思い出します。

 個人的に好きだったのは、第6世代iPod nano。正方形で、かわいらしくポップなカラーが特徴であり、小型であるにも関わらず、タッチディスプレイを搭載していました。当時は、iPod nanoを腕時計として利用するためのバンドも発売され、Apple Watchの前身とも言えるデバイスでした。

 時代の流れに沿って、テクノロジーやデバイスは常に更新されていきます。ただ、過去のデバイスでの成功や失敗があってこそ今の技術があり、iPodが培ってきた技術は、iPhoneやiPadといったデバイスに形は違えど受け継がれています。

 スティーブ・ジョブズと共に、世界の音楽のあり方を変えていったiPod。あらためて、この20年間の活躍と歩みに感謝の意を示したいと思います。