Microsoftは、日本版Surface Duo 2に対するアップデート配信を開始しました。マナーモードでもカメラが利用可能となりました。
これまでマナーモードでカメラを撮影すると必ずシャッターが切れず落ちる、エラーが出るといった致命的な不具合がありました。筆者は発売後すぐに定価で購入していますが、シャッターチャンスを逃すまいとカメラを向けた時にこの不具合に遭遇して何度か逃してしまった苦い思い出があります。
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「自主規制」に倣いカメラシャッター音を強制的に鳴らす端末こそあれど、カメラごと落とす端末というのはこれまで聞いたことがない
Surface Duo 2は2021年9月23日に日本投入発表、日本で2022年1月11日より発売を開始した端末です。致命的な不具合が発売時に存在し、そこから5ヶ月もの間放置され、ようやく修正された形となります。
なおSurface Duo初代の発売日は1年9ヶ月前、2020年9月10日なのですが、この時点で既に日本語選択時に同様の不具合があったので、初代から起算すれば非常に長い間カメラを撮影できない不具合が存在し続けてきたことになります。
初代はまだ日本未投入であったため仕方ないとは言え、Surface Duo 2までに基本機能のバグを修正せず、日本発売後5ヶ月も放置する品質管理は非常に杜撰。初代からの主要進化点の一つが、強化され外観上も目立つようになったカメラである高級端末(18万4580円~22万880円)として考えても、かなり狂おしいと言わざるを得ないのではないでしょうか。
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デザインとコンセプト優先でフロントカメラ兼用のおまけレベルの低画質なカメラだった初代Surface Duoとは異なり、フロントカメラとは別に背面三眼カメラを搭載したSurface Duo 2
なお依然としてスクリーンショット撮影時にマナーモードを無視して大きな撮影音が鳴るほか、カメラシャッター音オフの設定項目は存在するだけで機能しません。