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Xiaomi 12S Pro/12 Pro Dimensity Edition 発表。原神高フレームレート

 Xiaomiは、中国で行われていたオンライン新製品発表会において、新機種の「Xiaomi 12S Pro」、また世界初のDimensity 9000+搭載スマホとなる「Xiaomi 12 Pro 天玑版(Dimensity版)」を発表しました。いずれも従来モデルのマイナーチェンジ版といえるものです。

 Xiaomi 12S Proは、同時に発表されたXiaomi 12Sとは対照的に、刷新された内容があまり見られず、軽微な変更にとどまっているモデル。一方、Xiaomi 12 Pro Dimensity Editionはその名の通り、Xiaomi 12 ProのSoCをMediaTekのDimensityに変更したモデルとなります。

Xiaomi 12S Pro

Xiaomi 12 Proからの変更点

 Xiaomi 12S ProではSoCにSnapdragon 8+ Gen1を搭載。Xiaomi 12 ProではSoCにSnapdragon 8 Gen1を採用していたものの、歩留まり率の悪さや熱問題などにより、今回マイナーチェンジ版の「S」つきモデルが登場したともいえそうです。Xiaomi 12S Proが採用するSnapdragon 8+ Gen1は製造をTSMCの4nmで行っており、熱処理の改善が期待できます。

 また、メモリ・ストレージ構成に12/512GBが加わりました。先代以上にカメラ画質を重要視するモデルだから、という予想もできそうです。

 カメラは5000万画素のIMX707に5000万画素のポートレート、5000万画素で115°の超広角という三眼構成。メインセンサーはOISに対応します。

 カメラのハードスペックそのものは変わらないものの、今年5月に発表された、Xiaomiと老舗カメラメーカーのライカとの提携の成果が発揮されており、昔ながらのカメラのような色合いなどで撮影することができます。

 本体色はXiaomi 12 Proに用意されていた水色が消え、代わりにホワイトが追加され、ブラック、ピンク、合皮調のグリーンにホワイトの4色となりました。

変わらない点

 Xiaomi 12 Proから変わらない点で、特筆すべきはバッテリー程度。バッテリーは4600mAhで、急速充電は120Wまでをサポート。19分で満充電が可能と謳います。また、ワイヤレス充電は50W、ワイヤレスイヤホンなどにスマホ側から充電するリバースワイヤレス充電は10Wに対応。

Xiaomi 12 Pro Dimensity Edition

変更点

 一方、Xiaomi 12 Pro Dimensity Editionは当然ながら、Xiaomi 12 Proで採用していたSnapdragon 8 Gen1から、MediaTekの最新最高峰SoCの「Dimensity 9000+」に鞍替え。同SoCを搭載したデバイスでは世界最速での発表となります。

 Dimensity 9000+の特徴は何と言ってもそのパフォーマンスの高さ。Dimensity 9000はAnTuTu ベンチマークスコアでSnapdragon 8 Gen1を大きく突き放していましたが、Dimensity 9000+になってもその勢いは健在。XiaomiはXiaomi 12 Pro Dimensity EditionのAnTuTuベンチマークスコアを108万点としています。

 冷却プレートはSoCのメーカー変更に合わせてか、旧世代と比べ100%のパフォーマンス向上を謳い、Xiaomi 12S Ultraにも搭載されているものと同様の新型VC冷却システムに刷新されています。同時発表のXiaomi 12SやXiaomi 12S Proでは言及されていなかったため、Xiaomi 12 Pro Dimensity Editionはもはやゲーミングという側面もあるのかもしれません。ある種のベンチマークアプリと化した原神では、平均フレームレート59.4fps、最高温度45.7℃を記録したとのこと。

 バッテリーは5160mAhと、Xiaomi 12 Proおよび12S Proから大幅に増量。他方で充電速度は67Wへと低下、ワイヤレス充電にも非対応。やはりバッテリー容量と急速充電は両立しづらいものなのでしょうか。

 また、選択できる本体色も減り、水色と黒色の二色のみとなりました。

変わらない点

 カメラのスペック自体は5000万画素+5000万画素超広角+5000万画素ポートレートでXiaomi 12S Proおよび12 Proから変更はありませんが、ライカ関連のソフトウェア処理などは搭載されない模様です。ISPが違うので画質処理も異なるということでしょう。

Xiaomi 12 Pro Dimensity EditionとXiaomi 12S Proの共通点

 その他のスペックでは一切違いが見られず、ディスプレイは6.73インチの有機EL。最大リフレッシュレートは120Hzと据え置きながら1-120Hzまで可変での駆動に対応しています。解像度もWQHD+(3200×1440)で最高輝度も1500nitsとかなり明るめ。

 また、インカメラについても特段目立った言及はなく、いずれも3200万画素。Wi-Fi 6Eに対応し、プリインストールされているOSはMIUI 13でAndroid 12をベースとしています。

価格

 Xiaomi 12S Proの本体価格は最も安いメモリ8GB/ストレージ128GBのモデルが4699元(9万5000円)。Xiaomi 12 Proのメモリとストレージが同じ最廉価モデルの価格が4999元だったため、300元、6000円ほど安くなりました。

 一方でXiaomi 12 Pro Dimensity Editionは同じ構成が3999元(8万円)から。大容量バッテリーに高性能チップ、新世代の冷却システムと、写真よりゲーム性能に重きを置いているデバイスに感じます。

スペック表

  Xiaomi 12S Pro Xiaomi 12 Pro Dimensity Edition
OS MIUI 13
SoC Snapdragon 8+ Gen1 MediaTek Dimensity 9000+
メモリ 8/12GB 
容量 128/256/512GB 128/256GB
画面 6.73インチWQHD+(3200×1440)有機EL,
1-120Hz可変リフレッシュレート(LTPO),
10bit,1500nits
カメラ 5000万画素IMX707+
5000万画素超広角+
5000万画素ポートレート
インカメラ 3200万画素
電池 4600mAh
120W
50Wワイヤレス充電
10Wリバースワイヤレス充電
5160mAh
67W

寸法 163.6×74.6×8.16mm,204g 163.6×74.6×8.16mm,201g
5G n1 / n3 / n5 / n8 / n28a / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 
LTE FDD-LTE:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 /  B18 / B19 / B26
       TDD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42
3G B1 / B2 / B4 / B5 / B6 / B8 / B19
その他 Wi-Fi 6E,顔認証,指紋認証,NFC Wi-Fi 6E,顔認証,指紋認証,NFC
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情報元Xiaomi
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