Intelは、同社のノートPC向けCPUブランドである「Intel Celeron」および「Intel Pentium」ブランドを廃止すると発表しました。
CeleronおよびPentiumが担っていたエントリー向けCPUは、2023年に販売される製品から単に「Intel」ブランドとして販売される予定。これがデスクトップ向けCPUにも適用されるかは明かされていません。
この名称変更の理由について、Intelは「主力ブランドのIntel CoreやIntel Evo、またIntel vProへの注力を強化し、また消費者が製品を選ぶ際に分かりやすくするため」であるとしています。
ちなみに、Intel vProは業務用機能を備えた法人向けCPU。対してIntel Evoは個人向けであるものの、一定以上のバッテリー持ちやUSB Type-C(Thunderbolt)による急速充電対応、メモリ&ストレージ容量など、快適な性能と高い利便性を備えているPCのみが名乗れるブランドであり、Intel CoreブランドとCPUそのものは同じ。
いずれのブランドも、第12世代のエンブレムではそれぞれのブランドを大きく主張し、型番では記される「Core」は記載されないなど、IntelはEvo&vProの両者のブランドイメージの確立を推し進めているようにも感じます。
Intelは第13世代Coreシリーズ「Raptor Lake」を9月27日に発表する見込みで、その際に今後の展望やデスクトップ向けCPUについてのブランディングの変更などの発表もあるかもしれません。続報に期待したいところです。