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お値段約22万円。ハイエンドMRヘッドセット「Meta Quest Pro」正式発表。

 Metaは、米国時間2022年10月12日に開催されたMeta Connect 2022にて、同社の最新MRヘッドセット「Meta Quest Pro」を正式発表しました。

デザイン

 これまで、「Project Cambria」というコードネームで呼ばれていた「Meta Quest Pro」。その全体像がようやく明らかになり、本体は、Meta Quest 2とは全く異なる、光沢のある黒を基調とした高級感のあるデザインが特徴。

 新しいパンケーキレンズの採用によって、Meta Quest 2と比較して本体の厚みがかなり薄くなっているほか、装着時にヘッドホンなどと干渉しやすい頭上部のヘッドバンドもなく、余計なものが取り除かれてすっきりとしています。

ディスプレイ

 「Meta Quest Pro」は、片目1800×1920の液晶ディスプレイを搭載しています。Meta Quest 2では、3664×1920の液晶ディスプレイ1枚を2つに分割して利用していたため、利用できない無駄な部分が生じていました。「Meta Quest Pro」ではそれぞれの目に1枚のディスプレイを搭載。噂されていたより解像度は低いものの、先述の通り新たなパンケーキレンズの採用も加わり、軽量化だけでなくコントラストや色彩もより高くなっています。

(画像出典:UploadVR)

 瞳孔間距離は、Meta Quest 2では3段階だったのに対し、今作では55mmから75mmの間で段階の制限なく自由に調節可能。

MR(複合現実)

 「Meta Quest Pro」は、MR(複合現実)ヘッドセットという位置づけであり、従来のVRコンテンツに加え、カラーパススルーによる複合現実コンテンツを楽しむことができます。新たに搭載された高性能なフロントカメラによって、Meta Quest 2のMRではモノクロだった映像が、Meta Quest Proにおいては、フルカラーで利用できるようになった点も大きな特徴。カメラは、Meta Quest 2と比較して4倍の解像度を持っており、より鮮明な映像を表示できます。

コントローラー

 本体に付属する新しいTouch Proコントローラーは、本体に3つのカメラと処理チップを搭載しており、ヘッドセットがどの方向を向いていてもコントローラーを追跡可能。スライタスペン先も付属しており、コントローラーの底面に取り付けることで、バーチャルホワイトボードへ描画するためのペンとしても利用できます。

スペック

 「Meta Quest Pro」は、米QualcommのSnapdragon XR2+ Gen 1を世界で初めて搭載します。内部の設計変更により、放熱性能が向上し、パフォーマンスが低下しにくくなったほか、同社が測定したデータによると電力効率も50%上がっているとのこと。12GBの実行メモリを採用しており、処理性能の更なる向上が期待できます。

バッテリー性能

 「Meta Quest Pro」には、Meta Quest 2では付属しない充電ドックが標準で付属し、ヘッドセットとコントローラーをまとめて充電することができます。充電方式はワイヤレスであり、必要に応じて本体のUSB Type-C端子からも充電可能。

 ただ、同社の公表値では、バッテリーの持続時間は1時間から2時間とされており、Meta Quest 2や他社製品と比較してもかなり短くなっています。

本体価格・発売日

 「Meta Quest Pro」は、日本を含む各国で米国時間2022年10月25日より順次販売を開始します。すでに予約受付が開始されており、日本での本体価格は、22万6800円。Meta Quest 2の64GBモデルが発売時3万3800円であったことを考えると、かなりの価格であることがわかりますね。

SoC Snapdragon XR2+ Gen 1
メモリ 12GB
容量 256GB
ディスプレイ 液晶、セパレート(片目1800×1920)
レンズ種類 パンケーキ
IPD(瞳孔間距離) 55mm~75mm
電池 不明
その他 充電ドック付属
情報元MetaUploadVR
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