終日V睡しろ!
株式会社Shiftallは、ワイヤレス・モーション・トラッキング装置「HaritoraX ワイヤレス(SVP-MC3S)」を正式発表しました。価格は3万9999円。
身体に装着することで、メタバースやV配信アプリ上のアバターに全身の動きを反映させることが可能。
通常、VRヘッドセットとコントローラーよりも下の身体の動きは反映させられませんが、こうした装置を使うことで全身の動きの反映が可能。
HaritoraX ワイヤレスは6点(胸、腰、膝、足首)トラッキングに対応。小型ながらも20時間という圧倒的な長時間駆動が可能。オプションの充電ドックでバンドを装着したまま差し込んで充電が可能。
加速度・角速度・地磁気センサ(9軸IMU)を用いたトラッキング方式のため、高額で部屋の物理スペースを必要とするベースステーションの設置も不要。
HaritoraX 1.1との大きな違いはケーブル。センサー間を無線接続するため、ケーブルがコントローラーや手足、椅子の肘掛けなどに引っかからないことにより、ダンスなどの激しい動きにも有利に。コントローラーとHMDで9点トラッキング、さらに上腕部追加センサーをあわせれば11点トラッキングも。
足首部センサーには距離センサーを内蔵、足の甲にセンサーを取り付けることなく足首関節の動きをアバターに反映することも可能。
HaritoraX ワイヤレスはPCとの接続だけでなく、スマートフォン経由でMeta Quest2単体動作のVRChatとの接続も可能になる予定とのこと。
フルトラを楽しんでいるヘビーユーザーはこれまでハイスペックなPCで、SteamVR版VRChatを利用していましたが、Quest2の単体動作アプリ版VRChatのユーザーにもフルトラの選択肢が出てくることになります。
ちょうどSonyのトラッカー「mocopi」もスマホを使いQuest2単体版VRChatを動作させることが可能でしたが、ここにPanasonic傘下のShiftallが対抗製品をすぐにぶつけてきたのは面白いところ。
なお別ラインナップの製品、HaritoraXとHaritoraX 1.1でもMeta Quest2との接続に対応を予定しているといいます。
HaritoraX ワイヤレスの予約開始時期は2023年3~4月頃、発送開始時期は2023年6月頃を予定します。
HaritoraXの機種毎の違い
品名: HaritoraX ワイヤレス価格: 39,999円
PCとの接続: Bluetooth LEまたは専用ドングル
動作時間: 約20時間
センサー間の接続: なし(ワイヤレス)
充電方法: センサー毎のUSB Type-C端子での充電、または専用ドック
充電箇所: 各センサー毎(計6箇所)
トラッキングポイント: 6点(胸 / 腰 / 両膝 / 両足首)
最大トラッキングポイント: 8点以上
センサー: 加速度・角速度・地磁気センサ(9軸IMU)
足首部:上記センサー+ToFセンサー
品名: HaritoraX 1.1
価格: 33,900円
※腰トラッキング拡張時は合計39,800円PCとの接続: Bluetooth
動作時間: 約10時間
センサー間の接続: 有線
充電方法: メインユニットのUSB Type-C端子での充電
充電箇所: メインユニットのみ(1箇所)
トラッキングポイント: 5点(胸 / 両膝 / 両足首)
最大トラッキングポイント: 最大8点
センサー: 加速度・角速度・地磁気センサ(9軸IMU)
足首部:上記センサー+ToFセンサー