中国Honorは、バルセロナで開催中のMWC2023において、同社の新ハイエンド端末である「Honor Magic5」「Honor Magic5 Pro」を正式発表しました。
デザイン
本体デザインは、先代と同じく円形のカメラユニットが特徴。Honor Magic4シリーズでは、カメラユニットが黒色で統一されていたのに対し、「Honor Magic5/5 Pro」では、本体カラー毎に色が異なります。
本体カラーは、「Honor Magic5 Pro」がブルー、グリーン、パープル、オレンジ、ブラックの5色。「Honor Magic5」は、ブルーとブラックの2色展開となっています。他社製端末は、上位機種の方がカラーバリエーションが少ないことが多いため、ここは嬉しいポイントです。
スペック
SoCには、両端末ともにSnapdragon 8 Gen 2を採用します。「Honor Magic5 Pro」においては、実行メモリ12GB、内蔵ストレージ512GBモデルの1つのみ。いずれも、LPDDR5XおよびUFS 4.0規格に準拠しているとのこと。無印「Honor Magic5」は、実行メモリ8/12GBから選択可能、内蔵ストレージは256GBとなっています。
両端末ともに、5100mAhの大容量バッテリーを搭載し、有線最大66W、ワイヤレスで最大50Wの「SuperCharge」急速充電に対応。なお、「Honor Magic5」はワイヤレス充電に対応していません。
カメラ
「Honor Magic5 Pro」は、全てのカメラが5000万画素。それぞれ、1/1.12型のメインカメラ、最大3.5倍の光学ズームに対応したペリスコープカメラ、超広角カメラ、深度測位カメラの4眼構成に。メインカメラのセンサーサイズが大きくなったほか、F値もF1.8からF1.6とより小さくなっています。
動画撮影においては、IMAX Enhanced Movie Masterテクノロジーにより、HDR10+でフレームレート最大60Fpsの4K動画を撮影可能。
1200万画素のインカメラ横に3D ToFセンサーも搭載し、3D顔認証にも対応しています。
「Honor Magic5」は、深度測位カメラを搭載せず、5400万画素のメインカメラ、5000万画素の超広角カメラ、3200万画素の望遠カメラの3眼構成。インカメラにもToFセンサーはなく、パンチホールの位置も中央に変更されています。
ディスプレイ
「Honor Magic5 Pro」は、リフレッシュレート最大120Hz駆動の6.81型LTPO有機ELディスプレイを採用。画面の両端が湾曲したエッジディスプレイであり、最大輝度は1800ニト。先代が最大1000ニトであったことを踏まえると、かなり明るくなっていることが分かります。
「Honor Magic5」も、リフレッシュレート最大120Hz駆動の6.73型有機ELディスプレイを搭載。最大輝度は1600ニトとなっています。
発売日・価格
「Honor Magic5」「Honor Magic5 Pro」は、2023年第2四半期からの販売を予定しています。本体価格は、「Honor Magic5」の最小構成(8/256GB)が899ユーロ(約13万500円)から、「Honor Magic5 Pro」は1199ユーロ(約17万4000円)。
Honor Magic5 Pro | Honor Magic5 | |
---|---|---|
OS | Android 13,MagicOS 7.1 | |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 | |
メモリ | 12GB | 8/12GB |
容量 | 512GB | 256GB |
画面 | 6.81型 (2848×1312) | 6.73型 (2688×1224) |
カメラ | 広角:5000万画素 超広角:5000万画素 望遠:5000万画素 深度測位 |
広角:5400万画素 超広角:5000万画素 望遠:3200万画素 |
インカメラ | 広角:1200万画素 深度測位 |
広角:1200万画素 |
電池 | 5100mAh | |
寸法 | 162.9 × 76.7 × 8.77mm, 219g | 161.4 × 73.5 × 7.8mm, 191g |