以前、iPhone SE(第4世代)がコスト面や景気後退などを理由に開発が凍結された、と伝えられていましたが、これが再開するようです。Phone Arenaが伝えました。
アナリストのMing-Chi Kuo氏によれば、AppleはiPhone SE(第4世代)の開発を再始動するとのこと。同氏は未発表Apple製品のロードマップの予測に強く、リーカーとしての評価も高いものとなっています。
またKuo氏は、iPhone SE 第4世代のスペックも簡素に紹介。同氏が調査したところによれば、iPhone SE4は開発の難航が噂されていたAppleの自社製5Gチップを搭載するほか、なんとiPhone 14の筐体をベースとし、XR時代の液晶ではなく6.1インチの有機ELディスプレイを採用するとのこと。
Apple初の独自モデムチップは5G Sub6のみの対応となるようですが、現時点でmmWave(ミリ波)の展開エリアはごく狭いことからデメリットはほとんどなく、あまり気にならない問題。まず安価なiPhone SEシリーズから搭載し、知見を得ながら高価なモデルに展開していく、といった手法を用いるものと考えられます。
またベース機種も、もともとiPhone SEシリーズが「古い外観に最新のチップ」を謳うものであっただけに、大きく飛躍してiPhone 14ベースとするのはかなり意外。iPhone 14がベース機種となれば、SEシリーズとしては初となるデュアルカメラの搭載にも期待が持てます。諸要因によるiPhoneの高価格化で離れていったユーザーを拾える端末となるのかもしれません。