MMD研究所は、日本フォトイメージング協会と共同で、「2023年スマートフォンでの写真撮影、プリントに関するユーザー調査」を実施しました。予備調査では全国の15歳から69歳までの男女2000人、本調査ではスマートフォンで月2~3回以上写真撮影をする男女800人が対象。
調査結果によると、スマートフォンで写真撮影したデータの保存先は、「スマートフォン本体」が88.8%で、保存平均枚数は1411.8枚でした。
スマートフォンで撮影した写真のプリント経験がある人は46.9%で、フォトブックの利用率は16.1%でした。フォトブックに関しては、興味および購入意向を最も示しているのは30代で43.4%でした。
また、クラウド保存サービスの利用経験は48.3%で、活用方法は「バックアップ用として保存」が最多。スマートフォンの容量オーバーを防ぐための写真や動画の整理経験は60.0%で、整理方法の上位は「必要性が低くなったデータを削除」、「データ容量がたくさん収まる場所に移す」でした。
調査ではさらに、写真撮影できる端末の所有について聞いたところ、「スマートフォン(Androidなど)」が50.8%と最も多く、次いで「スマートフォン(iPhone)」が49.7%、「コンパクトデジタルカメラ」が34.7%となりました。
週に1回以上の写真撮影について端末別に聞いたところ、「撮影する」と回答したのは、スマートフォン(iPhone)が74.9%、スマートフォン(Androidなど)が58.6%、タブレットが38.3%となりました。
写真撮影端末の所有比率ではiPhoneとAndroidは同等ですが、実際に写真撮影を行っている端末としてはiPhoneが上回る結果となっています。