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個性派ドーナツイヤホン「LinkBuds WF-L900」レビュー

 ソニーの開放型完全無線イヤホン「LinkBuds」をレビューします。再生プラスチックを採用した筐体は川原の小石のような質感で悪くありません。

 ケースへの充電はUSB Type-Cのみ。残念ながらQi無線充電には対応しません。

 イヤホン本体は、穴の空いたリングドライバーユニットを搭載した特殊な形状が目を引きます。

 最近はマイクからの外音取り込み機能が流行っていますが、機能とかじゃないですからね。穴が空いてるんですから。最強の外音取り込みと言えるでしょう。この時点で優勝です。

 本機の良さは周囲の音を阻害せずに、音楽を添え物にすることです。作業をしながら、テレビを見ながら、人と喋りながら。もう装着しっぱなしです。

 軽量でつけ心地も良いので、全く苦なく常時イヤホンをつけていられます。あまりにも良すぎて、非防水なのにつけたままシャワーを浴びそうになったことが何度もあるのが欠点です。(IPX4は雨には耐える『耐水』なので風呂で使えません)

 音質はスカスカとまでは言わないまでも、物足りない薄っぺらさがありますが、「ドーナツ状の開放型で」との前置きがあれば、とてつもない高音質ですね。意外にも解像感自体はけっこうあります。高音も耳に刺さる感じがありますがちゃんと鳴らそうと頑張っています。それにしても低音域はちょっと擁護できないですが。

 そんな音質特性で、本機のつけっぱなしにできる美点を考えると、常時クラシックなどのBGMを添え物に流しておくのが良いでしょう。ボーカルが刺さることもないです。

 こんな形状してますけど、イヤホン単体でも最大5.5時間の電池持続時間を誇ります。ケース込みでは最大17.5時間です。充電時間以外はずっとつけていられます。

 生活に常に作業用BGMを得られる画期的な本機ですが、それ以外の用途だとかなり微妙です。周囲がうるさいとかき消されますし、電車内なんかじゃ完全に聞こえないですね。音量を上げれば音漏れもします。映画を見るにも不向きですね。

 ながら聴きだと割り切る、他にメインの音響機器を持っておいてサブに使う、そういうった棲み分けを念頭に導入すると、ぴったりハマってくれる個性的な面白いガジェットです。

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