弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

歓迎降臨、真の「全面屏」!虹色冷却ファン備えた「REDMAGIC 8 Pro」が妖艶すぎる

 アクオス&エクスペリアも見習え?

 そう、まさにこんなスマホを待っていた、そんな夢の機種「REDMGIC 8 Pro」を一定期間貸与していただいたのでレビューします。

 何よりも目を引くのがその外観。なんと前面にはノッチもパンチホールもなし。完全に画面、まさに本物のフルディスプレイ(全面屏)となっています。


 インカメラを廃止してしまったのかと思うところですが、そうではありません。第2世代UDC(画面下カメラ)により、ちゃんとインカメラもあります。

 UDCはその構造上、透過率を優先すればカメラ画質が上がりますが、その分、画面表示を阻害します。本機は画質を犠牲にすることによって、画面表示に全振り。

 どこにインカメラがあるんだか、さっぱり見えません……すごすぎる

 かつての「三辺狭額縁」時代のアクオスを彷彿させます。今の時代、AQUOS Rシリーズこそこれぐらい振り切ってくれると評価されると思うんですけどね。当時と違ってソフトウェアは良くなっているし、カメラもかなり高水準に変貌を遂げていますからね。

 カクカクなデザインのXperiaは、映画視聴体験の良さを推しているので、画質を犠牲にする画面下カメラの搭載に踏み切れていないのはわかるのですが、いざこれほど画質に影響の少ない最新世代UDCの画面を見てしまうと、Xperiaもこれを搭載してくれたらなぁ……とは思わずにはいられません。

 左右ベゼルが細いためか、左右からのバックキーフリックで指が若干引っかかる感じが当初ありましたが、保護フィルムなしで運用すれば特に気にならなくなり、快適です。

 周囲は金属で囲まれていて非常に高い高級感があります。生体認証は画面内。反応はそれなりに良好です。側面にはタッチセンサー式のL/Rボタンを備えており、ゲーム操作への割当もできます。

 今回お借りしたのは上位版(16GB+512GB / Void)で、背面は透明。めちゃくちゃかっこいい。

 スマホのスケルトンデザインの試みというと、本物の基板ではなく飾りだったりして賛否両論ありますが、本機のこの溝の部品、本物です。

 そう、なんと冷却ファン搭載!ゲームの長時間プレイにもしっかり耐えます。原神連続プレイもOK。何より、稼働中の見た目が妖艶。

 スペックは抜群。Snapdragon 8 Gen 2、LPDDR5Xメモリ、UFS 4.0という超高速っぷり。

  RedMagic 8 Pro
OS Android 13, Redmagic OS 6
SoC Snapdragon 8 Gen 2
メモリ LPDDR5X 12/16GB
容量 UFS 4.0 256/512GB
画面 6.8型 (2480×1116) 有機EL
カメラ 広角:5000万画素
超広角:800万画素
マクロ:200万画素
インカメラ 1600万画素
電池 6000mAh
寸法 163.98 × 76.35  × 8.9mm, 228g
その他 急速充電65W
バンド SIM:nanoSIMスロット ×2
SA+NSA:スタンドアロン及びノン・スタンドアロン モード対応
2G:
GSM 2/3/5/8
3G:
WCDMA B1/3/6/8/19
4G:
TTD-LTE Band 34/41
FDD-LTE Band 1/3/8/18/19/26/28
5G NR
SA:n78/ /n77
DC_1A-n78A (20MHz/100MHz)
DC_28A_n78A
DC_1A_n77A,
DC_3A_n77A,
DC_8A_n77A,
DC_18A_n77A

 各種ベンチマークスコアは以下の通り、ぶっちぎりの上に安定動作します。

  • AnTuTu v9.4.4:1314746
  • Geekbench 6 Single-Core:1913
  • Geekbench 6 Multi-Core:5319
  • Sling Shot Extreme OpenGL ES 3.1:Maxed Out! (上限値)
  • Wild Life Extreme Unlimited:3711, 22.0fps
  • Wild Life Extreme Stress Test:Best loop 3746, Lowest loop 3660, Stability 97.7%

 原神は常に60fpsで動作するほど快適です。普段の動作も非常に良好、各アプリもブラウジングも120fpsで快適。最高!

 しかし唯一残念なのが、Twitter純正アプリが60fps以下に制限されてしまっていることで、この事象はゲームアプリとして指定して最高動作設定にしてもダメ。個人的には「これさえあればメイン機にしたい、このせいでメイン機は無理」と感じるほど非常に致命的なので、早急に修正すべきです。

 冷却しながらたっぷり遊べます。電池容量は6000mAhなので電池持ちも良いんですよね。大容量の暴力。なお電池容量が増えるほど充電時間は伸びる欠点が出てくるものですが、本機は充電も爆速で、約40分ほどで満充電に。

 驚くべきはスピーカー。音量が非常に大きく、音場感も良好で、大迫力!まさにこれぞゲーミングスマホ。

 ただ音の良さという観点ではそれほどでもなく、近い音域だと鳴らし分けがちょっと苦手で解像感が不足しており、音楽を高音質で綺麗に再生する用途ではちょっと物足りないかもしれないですね。繊細ではなくダイナミック、これらの音響特性は、ゲーミングという商品性に特化させる意図が感じられます。

 カメラはAI認識に対応。カメラを画面消灯時から電源ボタン二度押しで起動することが可能なので、日常的なシャッターチャンスは逃しません。ただし消灯・ロック画面からのカメラ起動の際に、AI認識が有効にならない仕様なのは注意点。

 カメラは広角5000万画素、超広角800万画素、マクロ200万画素。メインの広角はそれなりに使えます。

 超広角は滲みまくりでパープルフリンジもヤバい、まともに使えないオマケレベルですね。

 望遠は広角でのデジタルズームに。その割にはそこそこ頑張ってとは言えるかも知れません。

 通常画角で利用する分には十分使えるレベルです。

 ご飯の打率もそこそこ。料理だからといって露出補正や色彩調整をしすぎることもないです。

 夜景も結構撮れます。光量のある街中など都市夜景では十分な結果を得られます。

 このぐらいだとまだ同価格帯のハイエンドであるZenfone 9に食らいついてくれることもしばしば。左がREDMAGIC 8 Pro、右がZenfone 9。

 ただ光量が少なくなってくるとたちまちボロが出て、暗部のディテールが破綻します。

 現代の高価格スマートフォンに人が求めるのは、圧倒的性能か、圧倒的カメラ性能のどちらかであることが多いでしょう。本機は前者ですね。後者の観点では不足ではあるものの、ミッドレンジ以上の実力はありますので合格点。

 OSはMagicUI。中華らしいUIとなっています。怪レい日本語がたっぷりで、「に関し(Aboutの機械翻訳?)」「カメラファミリ」「ウィンドウスつりさげ」「ランニングメモリ」「%sモードに移行する」「メタ宇宙(メタバース?)」などスパイシーな香りがします。Androidスマホ初心者にはおすすめできませんが、慣れたユーザーであれば特に問題なく使えるでしょう。

 最大パフォーマンス設定や通知抑制など、ゲームアプリの制御もお手の物。冷却ファンはそこそこ音がするので、普段はオフ、長時間重たいゲームをプレイする時には強めに動作させる、といった制御を行いましょう。

 側面部のL/Rボタンは特にFPSなどにおいて大活躍。Aimと射撃をそれぞれ割り当てるのが快適です。勝率上がりますよ。

 独自機能も充実しています。特に目を引いたのはアプリの強制小窓化「ウィンドウズつりさげ」「フローティングウィンドウ」。ゲームなどのアプリをPIP、小窓表示できます。

 バーチャルアイドル「紅魔姬Mora」も搭載します。英語ですが様々な音声も収録されており、ちょっと遊べます。

謎のAR記念撮影機能もある

ロック画面でも可愛い。こういう作り込みは良い。シャープのエモパー的なささやかな愛着ポイントだと思う

 価格は「12GB+256GB/Matte」が10万3800円、「16GB+512GB/Void」が12万8800円。

 防水やFeliCa、無線充電には非対応なのがネックですが、それらの点が問題ない人は、メイン機としても使えるポテンシャルはあると思います。

 弱点を許容してでも使ってあげたくなるだけの魅力と妖艶なビジュアルを持っていると思います。ぜひ買って使いこなしてあげて下さい。

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない