VR向けのセンサーデバイスを手がけるジンテクスは5月16日、ヘッドセット型触覚デバイス「nadeXnade(なでなで)」を発表しました。
nadeXnadeはVRChatでの利用を想定したデバイス。VRChat上で自身のアバターが撫でられると、連動してnadeXnadeが振動し、装着者に撫でられたことを伝える仕組みとなっています。
撫でられるスピードにより振動の強さも変化。Vybronics製リニア共振アクチュエータを採用し、最大34m/s^2の強さで振動させることも可能です。
なお、同社によるとnadeXnadeはあくまで振動するだけで、リアルな触覚を伝える物ではないとのこと。
VRChatユーザーのケモミミをなで合うコミュニケーション文化をより拡張できるデバイスになればと思い開発いたしました。
ただ念のためにお伝えすると、撫でられる感覚を忠実に再現するためのデバイスではなく、
あくまで振動という形で接触を伝えるものになります…!#nadeXnade— ジンテクス工房 (@xintechs_vr) May 16, 2023
電源は内蔵バッテリー式で、バッテリー交換や外部電源は不要。同社によると、1台のPCで最大4台までのnadeXnadeをコントロールすることができると言います。
動作確認済みのHMDは「Pico4」「Meta Quest2」「Valve Index」の3機種。
価格は2万2000円で、発売予定は7月上旬です。