電子ペーパータブレット大手の中国ONYXは、製品名にCがつくカラー電子ペーパーディスプレイ搭載タブレットとして、新たに「BOOX Tab Mini C」を発表しました。
この端末は、ONYXが2023年5月に発表したBOOX Tab Ultra Cの廉価版端末。一番の特徴は、なんといってもディスプレイ部分にあります。
「BOOX Tab Mini C」は、7.8インチのカラーE-Inkディスプレイを採用。現行のiPad Mini(8.3インチ)と近いサイズ感でありながら、本体重量は264gと、コンパクトかつ軽量に設計されています。また、同社のKaleido 3 ePaper Colorsテクノロジーによって、スムーズな画面表示を実現。ディスプレイの保護はガラス素材であるほか、スタイラスペンによる書き込みにも対応しています。
解像度は表示モードによって異なり、モノクロの場合1404×1972、カラーの場合は702×936。カラー表示では解像度が一気に落ちるため、書籍の表示にどの程度の影響が出るかが気になるところです。
「BOOX Tab Mini C」は、OSにAndroid 11を採用、実行メモリは4GB、内蔵ストレージは64GBで固定。公式ページにてGoogle Play ブックスのコンテンツが紹介されていることから、GMSを搭載している模様。SoCは、米Qualcomm製で型番非公開のオクタコアSoCを採用しています。3.5mmジャックは搭載しないものの、USB Type-C端子からは音声出力が可能。
「BOOX Tab Mini C」は、すでにONYX公式オンラインストアおよび海外向けAmazonにおいて販売を開始しており、本体価格は449.99ドル(約6万5000円)。本体には、付属品として「BOOX Pen Plus」スタイラスペンが同梱されているほか、純正ケースも付属します。なお、現在ONYX BOOXの国内正規販売代理店であるSKT株式会社からは、国内販売のアナウンスはありません。
OS | Android 11 |
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SoC | Qualcomm製オクタコア |
メモリ | 4GB |
容量 | 64GB |
画面 | 7.9型 (1404×1872,702×936) |
カメラ | 非搭載 |
インカメラ | 非搭載 |
電池 | 5000mAh |
寸法 | 194.0 × 136.5 × 8.3mm, 264g |