弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

骨伝導採用イヤホン、だけど音が良い!「BQEYZ Winter」レビュー

 骨伝導だけど音が良い!

 中国メーカー东莞市先超声学科技有限公司(Dongguan Xianchao Acoustics Technology)のオーディオブランドBQEYZ(ビーキューアイズ)の有線イヤホン「BQEYZ Winter」を購入したのでレビューします!

 色は黒と銀の2色展開。プラグは2.5mm/3.5mm/4.4mmの3種類。筆者が選択したのは黒色、4.4mm

 2pinなのであとから別途リケーブルも。

リケーブルもBQEYZにしてみた。別売り

 筐体はアルミニウム合金。CNC加工のアルミニウム合金により、ソリッドの中にも独特な出っ張りを持つ美しい形状。フィギュアスケートのリンクから着想を得たといいます。表面はサンドブラスト処理、酸化処理が施されており、高い質感を誇ります。

 黒の中に光る緑のラインが気に入りました。

 ドライバーは骨伝導を加えた変則構成。従来のLCP振動板よりも弾力性に富むと謳う、12mm PAR振動板デュアルキャビティダイナミックドライバーを搭載、広い音場とダイナミックレンジを実現したといいます。さらに骨伝導により充実した量感で美しい中高音域を再生できると謳います。

 骨伝導といえばヒアラブル系のイヤホン・ヘッドセットに採用されるので音質が悪い印象がありますが、実は高級イヤホンにも採用例があります。

 さて、実際に聞いてみると、楽器に沈まないようすぐそばで歌っているかのようボーカルが近くに出てきます。骨伝導の威力を実感します。音場は縦方向に広め。

 芯のある音が好印象。中高音域も綺麗です。それに比して低音は独特、一般的にはいまいちだと思います。たとえばAlexandrosの閃光を聴いてもらうと明白ですが、情報量の多い状況で低音域の鳴らし分けができていません。

 音像定位はボーカルに関して際立っています。音が刺さる感じもなく、聞き疲れもしません。筆者はAdoの楽曲をよく聴いていますが、非常によくマッチしていると感じます。

 こんな大きめの見た目ではありますが意外と軽いです。骨伝導を活用する構造上、イヤーピースには特段の配慮が必要で、しっかり合うものでないと音質にも大きく響きます。このあたり多めにイヤーピースが付属しているので合うものを見つけられるかどうかも鍵だと思います。

 総評として、3万円ほどのイヤホンとしてはよくできていると思います。特に女性ボーカル主体の楽曲では主役を引き立たせてくれて病みつきになるかも。上流機器の駆動力は高くなくてもOKでした。骨伝導のマルチドライバーの個性で異彩を放つ、是非とも一台持っておきたいイヤホンだと思います。

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない