VRデバイスとPCを接続するアプリ「Virtual Desktop」のMeta Quest版が、同デバイスのハンドトラッキングに対応しました。
現行のQuestシリーズは、デフォルトでハンドトラッキング機能を搭載していますが、基本的にはQuest版アプリ以外(PC向けVRゲームなど)では、同機能を使用できませんでした。
開発者の発表によると、今回の更新ではOpenXRを通じて動作するとのこと。SteamVR対応は後日行う予定らしいです。
また記事執筆時点では、あくまでも「Virtual Desktop」を通じて「ハントラ」が動くという段階。各アプリがそれぞれ正式対応するワケではないので、そこは注意が必要ですね。
Here’s something members of the Virtual Desktop community have been working on these past few days.. pic.twitter.com/6TSsGgsIX4
— Guy Godin (@VRDesktop) February 5, 2024
「Virtual Desktop」ですが、SteamVR完全対応した後は、「VRChat」などのアバター操作に大きな影響を与える可能性があります。
現在の「VRChat」では、アバターの手の動きをコントローラー(の各ボタン)を使って切り替える仕組みが主流。
例外はVALVE INDEXで、同デバイスはコントローラーに指認識機能を搭載し、すべての動きを反映できます。ただ現在は新規購入が難しい状態(日本代理店のKOMODO公式ストアでは売り切れ)。
そういったタイミングで今回「Virtual Desktop」がハンドトラッキングへの対応を表明した形。細かい指の動きを「表現」したい人には朗報なのではないでしょうか。
ちなみに国内では先日、ジンテクス工房とDiver-X株式会社がQuestのコントローラーに追加機器を取り付けて指の動きを反映する製品を告知しました。
発表時点では、かなりの注目だったのですが、今後は少し風向きが変わるかもしれませんね。