海外メディアThe Vergeは4月6日(現地時間)、AppleがApp Storeのガイドラインを改定し、レトロゲームのエミュレーターアプリの配信を許可したと伝えました。
新しいガイドラインでは、アプリ本体に含まれていないゲームやチャットボットなどのコンテンツを、ダウンロードやストリーミングといった手段であとから追加する機能を解禁。レトロゲームのエミュレーターだけでなく、ゲームのストリーミングサービスのアプリも配信できるようになりました。
ただし、この機能を実装する場合、アプリの開発者は追加コンテンツがAppleの定めるガイドラインや各種法令に準拠していることを確認した上で、全責任を負わなければなりません。
こうした対応は個人や小規模な組織の開発者には難しいため、実際には大手ゲームメーカー公式のエミュレーターアプリを想定していると考えられそうです。
The Vergeは本件について、Appleが米司法省から反トラスト法違反で提訴されたことを受けた対応とみていますが、4月9日現在、Appleから本件に関する公式な発表はなく、事実関係は不明です。