MRデバイス「Apple Vision Pro」の新OSに導入予定の大型アップデート「visionOS 2」で、同デバイスのハンドトラッキング性能が大幅アップすることが判明しました。
「Apple Vision Pro」は眼の前に巨大スクリーンを投影し、空間オーディオ対応のデバイス。映像やゲームを体験可能で、3D動画を再生できる空間再現ビデオにも対応するという多機能っぷりが特徴。
デバイスの操作はすべてハンドトラッキング(手の動き)で行うシステムで、コントローラーなどは存在しません。
発表によると「visionOS 2」では、ハンドトラッキングの更新レートが1秒間につき30Hzから90Hzになるとのこと。つまり、1秒間に検出できる動き(の回数)が約3倍に増加し、スムーズかつ精度の高いトラッキングを実現するワケです。
先述の通り「Apple Vision Pro」の操作はすべて手で行うので、アップデートの恩恵はかなり大きい予感です。
また「visionOS 2」には、開発者向けの機能として、ハンドトラッキングの予測機能を実装予定で、これを使うとハンドトラッキング(の動き)を認識するまでの時間を短縮するのだとか。
ちなみに同OSは、2024年秋にリリースする計画。アップデートでの進化が著しいデバイスといえばMeta Questシリーズですが、「Apple Vision Pro」も上手くいけば、同じ路線を進めそうですね。