サムスン電子は、最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」を正式発表しました。価格は24万9800円から。
今年度末までに2億台のAIフォンが普及すると見込んでいるサムスン。これに対応すべく、究極のGalaxy AI体験をもたらす折りたたみ端末として発表します。AIと折りたたみによって生産性を最大化すると謳います。
Galaxy Z Fold6はSペン対応。ストレートエッジでシンメトリーデザインを実現したといいます。Z Foldシリーズ史上最もスリムで、最も軽量とのこと。重量は239g。Z Fold 5から14g減少、Z Fold4からは24gの減少となっています。
インカメラは画面下カメラ=UDC。
AIによって、メモを瞬時に見やすく整理、カバーも生成してくれるノートアシストは継承。会議録音時は文字起こしアシスト、これは翻訳や要約もできるので議事録作成も支援。ウェブアシストで長文記事も要点を素早くまとめて短時間で理解できるようにしてくれるとのこと。
新たに、ノートアシストはメモと録音を組み合わせた新機能として、録音したうえで話者を判別した文字起こしも可能に。文字をタップすれば、その箇所まで戻れます。評判の良いPixelのレコーダーアプリ的な要素をしっかりキャッチアップしてきた形ですね。
囲って検索で、どの画面上でも丸で囲むと検索結果を瞬時にチェック可能。
また、どんな画面でも瞬時に翻訳が可能。英語まじりの韓国語のpdf資料でもしっかり翻訳できます。pdfの翻訳はコピペや何らかのソフトを駆使する必要がありますが、Fold6のノートアプリで開けるので、右上の翻訳ボタンを押すだけで簡単だといいます。画像内の文字やグラフに組み込まれた文字も翻訳可能であるなど優れているとアピールします。
高度なAIベースの編集ツールを活用し、プロ級コンテンツを簡単に作成できるフォトアシスト。写真内の対象物のリサイズ・削除・再配置なども簡単に可能、さらに生成AI編集で背景生成も。
新機能のAIスケッチを使うと、簡単なスケッチをするとリアルな画像を生成可能。犬にメガネの線をかいて、メガネの画像が生成されるといった具合の加工ができます。写真を編集するだけではなく、AIスケッチで簡単に落書きをすると画像を生み出すことも。コーヒーカップとスプーンを雑に線画して、AIアイコンのAIスケッチから、書いた部分を囲って、どのようなスタイルで出力するかを選び、画像に命を吹き込めるのだとか。
Galaxy 画伯すぎんか?w pic.twitter.com/uAhMRrxWUE
— すまほん!! (@sm_hn) July 10, 2024
新機能のポートレートスタジオを使うことで、自撮り等をコミックや水彩画風に変換もできます。
Fold6では外国語の長時間の講義や会議をリアルタイム文字起こし・翻訳が可能。さらにカバー画面を搭載する本機は双方向のリアルタイム通訳が可能。折りたたみで屹立させて両側に画面を表示できるフォームファクタならではですね。
サムスン純正電話アプリ以外のLINEやInstagramでも、リアルタイム通訳が対応。たとえばLINEで通話をかけたとき、クイックパネルからリアルタイム通訳ボタンをタップすると、リアルタイム通訳が可能に。外国の人との電話で対応しやすくなります。Weibo、Facebook Messenger、Telegram、カカオトークも対応アプリに。
これまでもあったチャットアシスト機能には、文章を生成する機能が追加。考えなくとも最低限必要なキーワードを入れるとプロの文章を生成。サムスンキーボードアプリの利用が必須。AIアイコンから該当機能を呼び出し、たとえば「社内にいつからいつまで休みなので不在です」というメールを作る時、簡単にメールを作ってくれます。「7月10日~7月12日まで休み」という極めて短いpromptでも出力可能。eメール、SNSで使うのか、そして文体をプロ、カジュアル、丁寧から選択。生成時間は5秒ほどで長くありません。これは微妙だなと思ったら、更新ボタンを押すと別パターンも生成してくれます。ビジネスメール打つの面倒、って人にも良い機能です。Instagramに送るカジュアルな旅行報告などの文章も生成、その場合はハッシュタグ自動生成もあり。
さて、性能は以下の通り。Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを搭載。NPUは41%向上、GPUは25%向上、CPUは14%向上。ベイパーチャンバーはZ Fold5比で1.6倍に大型化、効率的に熱分散。
OS | Android 14 |
---|---|
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy |
メモリ | 12GB |
容量 | 256GB/512GB/1TB |
画面 | 6.3型 (Sub) / 7.6型 (Main) |
カメラ | 50MP / 12MP / 10MP |
インカメラ | 10MP |
電池 | 4400mAh |
寸法 | 152.6 × 153.5 × 5.6 mm (Open), 68.1 × 153.5 × 12.1 mm (Close), 239g |
その他 | 生体認証、eSIM対応、7世代OSアップグレード、IPX8/IPX4防水・防塵 |
画面サイズは7.6インチ、ピーク輝度2600nit。
開いたときの最薄部はわずか5.6mm。
Z Fold3ぐらいまではかなりずんぐりむっくり、大きくて分厚い感じがありましたが4, 5と代を重ねるごとに洗練されてきましたね。角度固定できる良さはそのままにぴったり閉じれます。かなり薄く抑えてきました。
なかなか魅力的に仕上がっていると思いますが、いかがでしょうか?
国内発売日は7月31日。グローバル発表から1ヶ月2ヶ月待たされてダルい感じがありましたが、今回は国内外同時発表の上に、ほぼ二次発売国。すぐに出てくれるのはなかなか嬉しいですね。しかも直販限定のブラックとホワイトありです。
NTT docomoの最新端末をチェック [AD] |
ドコモオンラインショップ |
KDDIの最新端末をチェック [AD] |
au Online Shop |