Valveは、同社のハンドヘルドゲーミングPCであるSteam Deckで、Androidのゲームを遊べるように取り組んでいるようです。PC Guideが伝えました。
Valveは、SteamにAndroidエミュレーターを直接統合することを検討しているようです。これにより、プレイヤーは既存のSteamライブラリに加えて、膨大なAndroidゲームライブラリにアクセスできるようになります。特に、Valveの人気ゲーミングハンドヘルドであるSteam Deckにとって非常に有用な機能と言えるでしょう。
この情報は、SteamVRなどのコードを解析するデータマイナーであるBradley Lynch氏によって伝えられました。同氏は、Steamのアップデートを追跡するSteamDBにおいて、Linux向けのAndroidエミュレータであるWaydroidを参照するアプリを発見したと述べ、Steam Deckにエミュレータを介してAndroidゲームが遊べるようになる機能が登場すると主張しました。
また、データベースを確認すると最終更新日は7月4日となっており現時点でも活発に開発が行われているようです。
Waydroidのパフォーマンスは非常に優れているようで、携帯型のSteam Deckでも十分なパフォーマンスを発揮できるとのこと。一方で、あくまですべてのアプリケーションの動作を保証するわけではないほか、課金関連などで必須となるGoogle Play開発者サービスに対応できるかどうかといった問題も残ります。
もちろん、今後計画が中止・撤回される可能性もありますが、Steam製のゲームのみならず携帯ゲーム機もカバーできるようになれば、プレイできる幅が大きく広がり、それだけ商品価値も向上するため、期待したいところです。