HUAWEIは、スタイリッシュなデザインをアピールする縦折り形の折り畳みスマホ、「HUAWEI nova Flip」を発表しました。
Huaweiは既に、ハイエンドシリーズに近い折り畳みスマホとして、高級感あふれる「HUAWEI Pocket 2」を販売していますが、今回の機種は若者向けという側面が強いnovaシリーズに属すだけあって、フレッシュで若々しいデザインと比較的手ごろな価格が魅力的です。
nova Flipの処理性能は詳細が明らかになっていませんが、GSMArenaによればこれまでの情報よりKirin 8000チップを搭載していると推測されています。すでにGeekbenchスコアが漏洩しており、それによるとシングル1000点、マルチ2400点台とのことで、おおよそSnapdragon 6 Gen 1に近い性能となっています。
ディスプレイは大柄な6.94インチの有機ELを採用。解像度はFHD+で、1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応しています。
また、外側に2.14インチの正方形OLEDカバーディスプレイを搭載。主な折り畳みスマホのサブディスプレイのサイズが大型化した今となっては、少し物足りないサイズ感です。
もちろんカバーディスプレイは、メインカメラを使った自撮りの確認用画面として機能するほか、天気や音楽、カレンダーなどのアプリを表示することも可能です。また、よく使うアプリをカバーディスプレイで表示したり、フードデリバリーの配達状況などを表示してくれる機能も。
背面カメラは2眼。1/1.56インチのRYYBセンサーとF/1.9の絞りを備えた5000万画素のメインカメラ、800万画素の超広角レンズという構成となっており、フロントカメラは3200万画素。
バッテリー容量は4400mAhで、66Wの有線充電に対応しています。10分間の充電で、6時間のビデオ再生が行えることをアピールしています。
AI機能も豊富に取り揃えていることをアピールします。消しゴムマジック的な機能や人物の切り取りはもちろん、Xiaoyi AssistantなるAIアシスタントに様々な相談を持ち掛けることが可能。
便利なところでは画像からスプレッドシートを抽出したり、旅行の目的地と日程を伝えるだけでガイドを製作してくれたりといったことが可能なほか、スキンケア商品の画像を送信することで成分分析や適した肌のタイプ、効能などのスキンケア知識を得ることができるともアピールしています。うーん、まさにアプローチが若者向けスマホという感じがしますね。
カラーバリエーションは、グリーン、ピンク、ホワイト、ブラックの4色。ブラックのみフェイクレザー調の仕上げで、文字のような模様が刻まれています。本体重量は195g、展開時の厚みは6.88mm。折り畳みスマホのベンチマークたるGalaxy Z Flip6と比較すると、画面サイズが大きい分だけ重量は重めなものの、厚みはこちらがわずかに薄めとなっています。
また、HUAWEI nova Flip用のメッチャちっちゃいバッグもアクセサリーとして販売するようです。このタイプのスマートフォン、どんな小さいポケットにも入りそうなのに……。
中国では8月10日より販売開始予定。開始価格は5288元で、日本円にして10万7000円からとなっています。
OS | HarmonyOS 4.2 |
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SoC | Kirin 8000 |
メモリ | 8GB |
容量 | 256GB/512GB/1TB |
画面 | OLED 6.94型 2690×1136 最大120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン+800万画素超広角 |
インカメラ | 3200万画素 |
電池 | 4400mAh 66W有線充電 |
寸法 | 展開時: 169.77×75.4×6.88mm, 折畳時: 87.76×75.4×15.08mm 約195g (レザー版) 展開時: 169.77×75.4×6.9mm, 折畳時: 87.76×75.4×15.12mm 約199g (ガラス版) |
その他 | 指紋認証、NFC、IPX8防水 |