iPhoneやiPadに新たな文字バグが発見され、デバイスがクラッシュする可能性があることがわかりました。TechCrunchの報道によると、特定の文字列を入力すると端末が再起動してしまう現象が確認されています。
具体的には、設定の検索欄に「“”::」と入力すると、SpringboardというUIがクラッシュし、ロック画面に戻ってしまうとのことです。
これは完全なリセットではなく、数秒後には端末が使用可能な状態に戻るとのこと。ロック画面に戻ったり、画面が1秒間黒く点滅するなどの不具合も発生するそうです。
なお、TechCrunchに協力したセキュリティ研究者いわく、今回のバグはセキュリティ上の問題ではないとのこと。
過去にも似たような文字列のバグがアプリを通じて、他人のiPhoneをクラッシュさせる事態もありました。しかし今回のバグは、ユーザー自身が手動で特定の文字列を入力する必要があるため、影響は限定的になりそうです。
昔シャープのガラケーで「みられまくっちゃ」「かぜがなおりかけた」と文字入力するとフリーズする不具合があったのを思い出します。当時はソフトウェアアップデートに加えて預かり修理なんかでの対応もあったわけですが、高速大容量のインターネットとOTAが当たり前となった現代では、AppleはiOSのアップデートでこの問題に対処することになるでしょうね。