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国内の通信事業や携帯電話などにおける市場の分析および調査を行うMMD研究所は、2024年7月に「ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」を実施。その結果を公開しました。
調査は、18歳から69歳の男女2万5000人の予備調査と、ポイント経済圏を意識して利用している2500人の本調査に分かれています。
25000人に対しての予備調査では、活用しているポイントサービス(複数選択)では、楽天ポイントが59.5%と、2位で41%のPayPayポイント、3位で40.3%のTポイント改めVポイントを大きく引き離します。また、最も活用しているポイントサービスでも、楽天ポイントが33.7%と、2位のPayPayポイントに差をつけ単独トップ。
2024年1月の調査と比較すると、楽天経済圏の勢力は全く衰えていないものの、活用しているポイント(複数)でPayPayポイントが5位(38.1%)から2位の41.0%へ、最も活用しているポイント(単数)でも12.4%の3位から14.5%の2位へと成長していることが読み取れます。
2024年1月の調査。
「ポイント経済圏を意識しているか」という質問に対して、全体の61.5%が「意識している」と回答しました。意識した1万5371人を対象に、「最も意識しているポイント経済圏」を質問したところ、43.3%のユーザーが楽天経済圏と回答。こちらも他社経済圏を大きく突き放します。
各経済圏の主要利用者に対して、経済圏の利用を意識し始めたきっかけを質問した結果が以下の通り。3大キャリアの経済圏では「モバイル通信」が意識したきっかけにランクインしていますが、楽天経済圏では上位3位圏外に。楽天はあくまで楽天市場をおトクに利用するために楽天モバイルを推奨する形ですが、他キャリアは通信サービスで得た顧客を自社経済圏に引き込もうとしているというのが分かります。
また、ドコモ経済圏では「モバイル通信」が意識し始めたきっかけになったと回答したユーザーは、前回より2%増えて23.2%へ。
総合的な満足度はイオン経済圏が77.2%でトップ、次いでPayPay経済圏が76.4%となっています。
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