イギリスのNothingは、ミッドレンジスマートフォンの「Nothing Phone (2a) Plus」を発表しました。無印に比べてパフォーマンスやカメラに磨きがかかっていますが、現時点で日本市場への投入は発表されていません。
SoCはMediaTek Dimensity 7350 Proを採用。Nothing Phone (2a) Plusが初出のSoCであり、その細かな性能はうかがい知ることができませんが、最大クロックは3GHzを達成。Nothing Phone (2a)よりもCPU速度が10%向上したことをアピールしています。また、AnTuTuベンチマークスコアでは80万5000点をマークし、Snapdragon 865を超える性能を実現しているとのこと。
ディスプレイは無印モデルから変わらず、6.7インチのAMOLEDディスプレイを搭載。120Hzのリフレッシュレートに対応しています。
背面カメラについては変更がなく、5000万画素の広角と5000万画素の超広角を搭載する一方で、インカメラの画素数が3200万画素から5000万画素に変更されました。これによって「トリプル50MPカメラシステム」をアピールしています。
もちろん、Nothingのスマートフォンの顔たるGlyphインターフェースも健在。カメラのタイマーや通知をLEDでお知らせしてくれます。
バッテリー容量は5000mAh、2日間使用可能と謳うほか、50Wの急速充電により、20分の充電で1日の電力を充電できるとアピール。また、電池寿命についても1000回の充電サイクル後でもバッテリー容量の90%以上を維持するとしています。
本体カラーはブラックとグレーの2色。無印モデルと比べて、よりメタリックな印象が増しています。
プリインストールOSはAndroid 14をベースとしたNothing OS 2.6。最近日本語にも対応した独特なドット調のフォントや独自のデザイン思想が目を引きます。また、比較的安価な機種ながら3年間のAndroidアップデート保証および4年間のセキュリティアップデートを約束。
Nothing Phone (2a) Plusは、すでにロンドンにあるNothing Store Sohoで販売開始済み。米国では、ベータプログラムを通じて、8GBのRAMと256GBのストレージを搭載したグレーのモデルが399ドル(5万6000円)ほどで販売開始予定としています。そのほかの取り扱い地域及びその価格については、9月に発表予定としています。
OS | Nothing OS 2.6 (Android 14ベース) |
---|---|
SoC | MediaTek Dimensity 7350 Pro 5G |
メモリ | 12GB(8GB仮想メモリ) |
容量 | 256GB |
画面 | 有機EL 6.7型 1084×2412 最大120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン+5000万画素超広角 |
インカメラ | 5000万画素 |
電池 | 5000mAh 50W有線充電 |
寸法 | 161.7×76.3×8.5mm 190g |
5G | n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n41, n66, n77, n78 |
LTE | 1, 3, 4, 5, 7, 8, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42, 66 |
3G | 1, 4, 5, 6, 8, 19 |
その他 | 生体認証(顔/指紋)、IP54防水 |