ファーウェイは、世界初の三つ折りスマートフォン「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」を発表しました。価格は1万9999元/2800ドル。日本円では約40万円からとなります。
「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN(以降『HUAWEI Mate XT』)」 は、Tiangongヒンジシステム採用により2箇所で折りたためる機構を実現。最薄部3.6mmという驚異的な薄さに。ただし重量はほぼ300gとなっており、スマホとしては激重、タブレットとして考えると激軽。
本体がZ型に折りたたまれた「シングルスクリーンモード」の状態では、一般的な携帯電話のように見えますが、そこから画面を開き、「デュアルスクリーンモード」、更に「トリプルスクリーンモード」と呼ばれるモードに展開ができます。
シングルスクリーンモードでは、通常のスマートフォンとしての利用が可能です。デュアルスクリーンモードではほぼ正方形になり、ネットサーフィンがはかどります。トリプルスクリーンモードでは、画面の解像度は3K、および画角は16:11の、10.2型のサイズのタブレットに変形します。
動画もアスペクト比によるものの大画面で視聴可能。電子図書では画面いっぱいに見開き表示して快適な読書が可能。通常の折りたたみスマホよりも物理サイズが大きいので、あらゆるコンテンツを大迫力で堪能できます。
HUAWEI Mate XTは、薄型スマートフォンでも高倍率な光学ズームを可能にする「ペリスコープレンズ」の望遠レンズを含む、計4つのカメラを内蔵しています。ペリスコープは、レンズとセンサーを水平ではなく、直角に配置し、光を90度屈折させる方式のこと。わかりやすくいうと、潜水艦の潜望鏡と同じ原理ですね。
また、物理可変絞りを搭載。F1.4~F4.0の調整が可能となっています。絞り羽根を稼働させることで被写界深度を調整、ボケを調節したり、光芒を写せたりと、写真の自由度が広がります。光芒は光源の周りに放射状に伸びる光の筋のこと。エモいですよね。一部のカメラハイエンドにのみ搭載されてきた専用機の機構ですが、まさか折りたたみスマホ、しかも3つ折りスマホに搭載とは……驚愕です。
また、衛星通信にも対応しています。
同社によると現在、既に約400万件の予約注文を受けているようです。
OS | HarmonyOS 4.2 |
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実行メモリ | 16GB |
内蔵ストレージ | 256GB/512GB/1TB |
画面 |
シングルスクリーン:6.4型/2232×1008ピクセル デュアルスクリーン:7.9型/2232×2048ピクセル トリプルスクリーン:10.2型/2232×3184ピクセル |
長さ | 156.7mm |
厚さ |
シングルスクリーン:12.8mm デュアルスクリーン:7.45mm/4.75mm トリプルスクリーン:13.6mm/3.6mm/4.75mm |
幅 |
シングルスクリーン:73.5mm デュアルスクリーン:143mm トリプルスクリーン:219mm |
重さ | 約298g |
色 | 10.7億色/Display P3/LTPO技術対応有機ELディスプレイ(OLED) |
リアカメラ |
5000万画素超光学ズームカメラ+1200万画素ペリスコープ望遠カメラ 5.5倍光学ズーム/50倍デジタルズーム 写真解像度:最大 8192×6144 ピクセル カメラ解像度:最大 3840×2160 ピクセル フラッシュ:LED |
フロントカメラ |
800万画素 写真解像度:最大 3264×2448 ピクセル カメラ解像度 最大 3840×2160 ピクセル |
バッテリー | 5600mAh |
無線LAN |
2.4GHz/5GHz 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth |
Bluetooth 5.2 Bluetooth Low Energy SBC/AAC/LDAC L2HC(Huawei 独自のHDオーディオコーデック形式) |
衛星通信 | 対応 |
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