総務省は、FCNT合同会社のarrows We2を技術基準不適合が確認された端末として追加しました。
arrows We2 M07のほか、ドコモが販売するモデル(F-52E)やauが販売するモデル(FCG02)も不適合が確認されたとのこと。これまでに電波法違反でこのリストに載ったスマートフォンとしてはRakuten Miniが話題となりました。
認証を受けた工事設計に含まれないアンテナを使用して電波を発射していることが発覚。総務省によると、FCNTは認証工事設計に合致していないarrows We2を製造・販売していたことから、2024年10月9日にFCNT合同会社に対する行政指導を行ったそうです。
なお社名がFCNT株式会社ではなくFCNT合同会社となっているのは、経営破綻してレノボグループになったため。
このような事態が起きたのは、開発段階での工事設計認証への合致確認が不十分であったためだそうです。
電波法に基づく特性試験を行った結果、技術基準に適合していることを確認し、9月13日時点で正しい工事設計に基づく再認証を受けている、現時点では工事設計合致義務違反への是正対応が完了したため利用者は本製品をそのまま利用できるとFCNTは説明しています。