Xiaomiの新しいエントリースマホ「Redmi 14C」が発売されました。実際に購入して使ってみたので、レビューをお届けします。
Redmi 14Cの特徴
- 最安1万7980円で購入できるエントリーモデル
- 6.88型HD+ディスプレイ搭載
- 120Hzリフレッシュレート対応
- カメラは5000万画素広角のみ
- バッテリー容量は5160mAh、18W急速充電
- 指紋認証対応
- 5G非対応
Redmi 14Cの外観
さっそく開封しましょう。目を惹くような赤い派手なパッケージが印象的です。
内容物は以下のとおり。相変わらずの充実ぷり。33W充電器がついていますが、本体は18W対応なので注意。
- Redmi 14C本体
- クリアケース
- ACアダプタ
- USB Type-Cケーブル
- SIMピン
- クイックスタートガイド
今回はヴィーガンレザー素材の「セージグリーン」をチョイスしてみました。初めて手にっ取った感想は「え?これでエントリーモデル?」です。細部の質感がとても高く、エントリーモデルでどうしても感じる安っぽさはさほど感じません。ただ、重さが200gを超えているので持ったときにズッシリと感じます。
フレームはアルミ素材。革との境目がうまく処理されていますね。天面にはイヤホンジャックを備えます。
底面にはスピーカー穴、Type-Cポート、マイク穴があります。
驚いたのがSIMスロット。nanoSIMが2枚とmicroSDカードが1枚入ります。2枚目のSIMはmicroSDカードスロットと兼用なので、どちらかを使うともう片方が使えなくなる排他式、という機種は多いですからね。素晴らしい仕様です。
巨大なカメラユニットが特徴的です。こちら、パッと見で4眼構成のように見えますが、実際に使えるレンズは1つ。ほかは飾りとフラッシュ用のライトと機能しないレンズなので、まず騙されるでしょう。見栄えはフラッグシップモデルの匂いを醸し出していますが、所詮エントリーモデルです。
6.88型液晶ディスプレイでとても大きく感じます。ノッチはしずく型。下部のベゼルは結構太めです。
Redmi 14Cの性能
Redmi 14CのSoCには「MediaTek Helio G81-Ultra」が採用されています。格安タブレットで使われているようなものですが、性能は高くありません。ベンチマークスコアは以下の通り。
- Antutu10.3.6 : 26万7160点
- Geekbench 6 CPU Single:408
- Geekbench 6 CPU Multi:1390
- Geekbench 6 GPU:499
検証したのは8GB/256GBモデル。Antutuベンチマークの点数は26〜27万点と、フラッグシップモデルの約1割り程度の性能といったところでしょうか。お世辞にも高いなんて言えませんが、2万円台のスマホとしては健闘していると思います。フラッグシップモデルのような俊敏な動作ではありませんが、画面遷移やタップ後のレスポンス、スクロール速度などはエントリーモデルということで目をつぶれます。
メモリ4GBのモデルだともう少し挙動に差があるかもしれません。価格差はさほどないので、基本的にはメモリ8GBのモデルを選ぶことをおすすめします。
「原神」をプレイしてみましたが、最低設定であればなんとかプレイできるといった印象。とはいえ快適とは程遠いので、もっとやり込みたいのであれば上位のスマホを購入したほうが幸せになれるでしょう。
ディスプレイはHD+程度の解像度しかありません。フラッグシップモデルに慣れていると文字の粗さが若干気になりますが、慣れればどうでもよくなります。
リフレッシュレートは最高120Hzまで選択でき、滑らかなスクロールが体験可能。WidevineはL1サポートなので、NetflixやAmazonプライムビデオなどの配信サービスで高画質設定が適用されます。
指紋認証センサーがサイドに付いているので触れるだけで解除可能です。速度は可もなく不可もなく。ストレスなく認証できます。
Redmi 14Cは5160mAhの大容量バッテリーを搭載しており、動画視聴やWebサイト閲覧、SNSくらいの使用では1日半から2日は余裕で使えます。特にバッテリー持ちを気にしない使い方でこのくらいなので、リフレッシュレートを下げたり位置情報をOFFにするなどすればもう少し持ちそうです。
Redmi 14Cのカメラ性能
最初の方でも触れましたが、一見4眼構成かに見えるRedmi 14Cのカメラに関しては5000万画素のカメラ1つのみで、あとはフラッシュライトと飾り。動画撮影に関しては画質は1080pまたは720p。フレームレートは30fpsのみです。
色味はそこまで悪くなく、適切な光量があればしっかりキレイに撮影できます。作例は以下の通り。
夜景モードをONにするとある程度白飛びを抑えた写真に仕上がります。夜景モードOFFだと微妙な仕上がりなので、撮影するときは外れていないか見たほうが良いですね。
総評
メモリ4GBの下位モデルであれば1万円台から購入できるのが大きな魅力でしょう。それでいて最低限の使用に耐えられる性能なので、割り切った用途であれば十分活躍してくれそうです。
1万円台で買えるエントリーモデルながら見た目が安っぽくない点に好感が持てました。フィルムやケースが付いているので購入後に即使用できるのも良い点ですね。
IIJmioでMNP併用で購入する際は980円で買えるので、そちらのキャンペーンも合わせてチェックしてみてください。
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