Appleは新モデル「iPhone Air」を発表しました。日本では予約注文を9月12日21時から開始すると発表しました。発売日は9月19日。
世界中でAppleは、公式サイト上のメインビジュアルとして「iPhone Air」の薄さを強調するべく、親指と人差し指で端末の側面を「つまむ」写真(薄さを強調するいわゆるピンチ持ち)を採用しています。
ところが、韓国向けサイトではこの写真が用いられていないことがわかりました。一部SNSで注目されているほか、ソウル新聞もこの件について報じています。
米国はもちろん、日本、中国、香港、台湾、ドイツ、イギリス、フランス、オーストラリアカナダなど全世界100カ国以上では、ピンチ持ちの画像が冒頭に表示される一方、韓国ページは端末の側面だけに差し替えられています。
背景には、韓国社会でのジェンダー対立があります。つまみ手は、「急進的フェミニズム系コミュニティ『メガリア』のロゴに由来し、韓国男性の性器の小ささを嘲笑する意図がある」などと受け止められ、炎上する事例が度々起きています。実際、コンビニや自動車メーカー、ゲーム各社の映像、官公庁の掲示物まで謝罪や「つまみ手」の削除・差し替えに及ぶ事例が相次いできました。
Appleがこうした韓国国内事情を踏まえ、韓国向けサイトではピンチ持ち写真の使用を見送ったものと考えられます。