本日より、交通系ICカードの全国相互利用が開始されました。
これにより、SuicaやICOCA、TOICAなど、全国の交通網のICカードが利用できます。今回私鉄も相互利用可能となっているため、名古屋交通局のmanacaや関西のPiTaPaも利用できます。
「よし、なら自分はmanacaカードを持っているから、おサイフケータイで他の鉄道エリアに行ってみよう!」……というのは、できないんですよね。manacaはおサイフケータイに対応していませんから。
しかしケータイ、スマートフォンのおサイフケータイに対応するICカードとしてモバイルSuicaがあります。もちろんSuicaも全国相互利用できます。ということは、モバイルSuicaなら、名古屋市内の地下鉄でもおサイフケータイを使えるということでもありますね。
つまりモバイルSuicaさえ登録しておけば、全国の相互利用対象事業者の鉄道を、Androidスマートフォンで行き来することが可能となるわけです。ただし乗車したエリアのICカードと異なるエリアを、降りずにまたいで行き来することはできない点には注意が必要です。(定期の場合、細かく2社またがる区間で買えます) また、駅構内の売店でも電子マネーとして相互利用できるはずですが、関西のPiTaPaのみ互換性はありません。乗車券としては利用できますけどね。
モバイルSuicaアプリは、対応機種にGoogle Playからインストール。自分はXPERIA Z SO-02Eにインストールしました。会員登録やチャージなどもアプリから行うことができます。
このアプリ、なぜかGPUレンダリングが効いていると起動できないという、よくわからないバグがあるので、設定→開発者モードから、GPUレンダリングのチェックを外して起動する必要があります。そうするとログインや新規会員登録に進めます。新規登録時、ケータイメールが必須のように見えますが、Gmailも選択可能なのが嬉しいところです。
クレジットカードと自動チャージできるよう連動させるためには、ビューカード(JR東日本グループのクレカ)が必要で、年会費は不要です。ビューカードを持っていない人は、逐次チャージする形のEASY会員で登録すれば、特に年会費は不要ですね。
あとは一番上の「SF(電子マネー)」からチャージして利用していきましょう。
注意すべき点は、相互利用だからといってSuicaではないエリアの定期券を利用できるわけではないという点でしょうか。(manacaもモバイル対応してくれると定期が使えて名古屋市内で便利なんですけどね) また、半年以上利用がないと会員登録が凍結されるため、凍結解除には窓口へ行く必要があります。
待ちに待った相互利用。積極的に活用していきたいものです。
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