[訂正] 差し止め命令が出されたのは販売自体ではなく部品供給です。お詫びして訂正します。
[続報] HTCが差し止め命令について海外メディアに説明 「HTC One」販売に影響ないことをアピール
フィンランドのライバルメーカーNokiaが、「HTC One」を分解したところ、本来あってはならない部品を見つけ、オランダの裁判所へ訴えたことによるもの。NokiaのLumia 720とHTC Oneを分解し、比較した画像がこちら。同じ部品が確認できます。
その部品というのが、STマイクロエレクトロニクス製の高振幅マイクでした。STマイクロエレクトロニクスが、Nokia製品にのみ搭載できるという独占契約を結んでいたこのマイク部品が、「HTC One」に使用されていました。つまりNokiaとSTマイクロエレクトロニクスとのNDA違反により供給ができなくなる形です。特許紛争とは違うのですが、HTCにとって非常に悪い知らせであることには変わりありません。
差し止め命令に対し、HTCは「失望している。事業にどのような影響があるか、そして他の解決策がないかどうかを検討している」とコメント。焦りが伺えます。
それもそのはずで、既にHTCはカメラ部品なども供給が遅延し、世界80市場に投入予定の「HTC One」は、第1四半期にはわずか3市場にしか投入できず、大幅に利益を減らしています。さらに頼みの欧州でも販売できないとなれば、同社にとって大きな痛手となることは間違いありません。「HTC One」は、KDDIからHTL22として登場する機種ですが、影響のないことを祈るばかりです。
情報元:engadget.com 経由:BGR
[訂正] 差し止め命令が出されたのは販売自体ではなく部品供給です。お詫びして訂正します。