現在のAndroid向けスマートフォンはいわゆるARM系のCPUにチップメーカー各社が独自のグラフィックやネットワークのチップなどを詰め込み、SoC(システム オン チップ)を販売してきましたが、根幹となるCPUはARM系と呼ばれるものでした。
その市場にPC用のCPUでは圧倒的なシェアを誇るインテルが勝負を仕掛けるべく、インテルのアーキテクチャ(x86)互換のCPUを使ったスマートフォンを開発、展示しました。
今回展示されたのはAtom Z2460で以下のようなスペックです。
- Atom Z2460 1.6GHz 物理1コア 論理2コア L2キャッシュ 512KB
- PowerVR系GPUを搭載、フルHDの動画も再生可能
- HDMI 1.3aに対応
- 32nmプロセスによる製造
また、リファレンスデザインとなる「Z2460」と「XMM6260(無線コントローラ)」を搭載したモデルでは、下り速度21MBのHSPA+にも対応し、Wi-Fiは当然ながら、Bluetooth、NFCにも対応していたようです。
ワットパフォーマンスやその特異な命令セットから、スマートフォンには向かないと言われいてたインテルアーキテクチャのCPUなだけに、果たして今後どのような製品が展開されていくかに注目ができそうです。