日本のケータイ市場はガラパゴスだの何だのいわれている一つの原因「おサイフケータイ」を機能を提供する「FeliCa」ですが、2013年以降、FeliCaに対応したNFCのチップが世界市場に出回ります。
以下、引用。
フェリカネットワークスは、おサイフケータイのFeliCaに対応したNFCチップを開発するため、韓サムスン電子やオランダのNXP セミコンダクターとそれぞれ提携することを発表した。2013年にも世界市場にFeliCa対応のNFCチップが投入される。
サムスン電子とフェリカネットワークスは、おサイフケータイ対応の非接触IC「NFC-SAM(Secure Application Module)」を共同開発する。NFCのコントローラーはType A/BおよびFeliCaにをサポートしており、発表文では日本のおサイフケータイとも相互互換性があるとされている。
引用元:おサイフケータイが海外へ、FeliCa互換NFCチップが2013年登場 – ケータイ Watch
引用ここまで
そもそも、NFCとFeliCaは似て非なるもので、Suicaを代表とする電子決済はあくまでも、FeliCaチップのハードウェア上で行われています。
対して、NFCの制御はあくまでもソフトウェア上で行われており、ソフトウェア制御の電子決済にはセキュリティ上の懸念がありました。
今回の発表によると「FeliCaに対応したNFCチップ」ということなので、セキュアな通信はハードウェア制御、簡単な情報交換などはNFCといった利用形態も考えられます。
(ちなみに、決済が伴わない情報ならNFC対応スマートフォンでもFeliCaから情報が参照できます。SuiCaやおサイフ対応ケータイとNFC対応スマートフォンを持っている方は背面にカードをくっつけてみてください)
今後の動向に目が離せませんね。そしておめでとうFeliCa!
2012/02/27 午後10時00分 情報を追記するとともに文脈を変更。