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Sony、スマホ タブレット向け積層型裏面照射CMOSセンサ「Exmor RS」を発表。次世代Xperiaに搭載か。

 HDRムービーで動画が変わる!?

 Sonyは同社製スマートフォン/タブレット向け新型CMOSセンサ”Exmor RS”を発表しました。

 Exmor RSは従来同社がExmor R for Mobileとして販売していたセンサーの後継となる製品。積層型裏面照射CMOSとしては世界初の製品化となります。

 ※従来の支持基盤の代わりに信号処理回路が搭載されたチップを使用し、その上に画素部分を重ねあわせ実装したもの

 Exmor RSでは撮影素子に赤、緑、青以外に白色の画素を追加した上で、独自の信号処理により画質を損ねることなくより感度を上昇したRGBWコーディングや、一部モデルを除いて積層化により広くなった回路部分を使い、動画撮影時にもHDR(ハイダイナミックレンジ)を利用できるHDRムービー機能などが搭載されています。

▼RGBWコーディングのサンプル

RGB形式(1313万画素)でのサンプルフォト

RGBW形式(1313万画素)でのサンプルフォト

 

 

 

 

▼HDR(ハイダイナミックレンジ)ムービー機能のサンプル

HDRムービー機能なし時のサンプル(1313万画素)

HDRムービー機能あり時のサンプル

 

 

 

 

 また、それに伴い動画機能も強化されており、1313万画素のIU135F3-Zではなんと1080pで60fps(HDRムービー時は30fps)の動画が撮影できるようになっています。808万画素のセンサー(IU134F9-Z / IUS014F-Z)では従来通り1080pで30fps(HDRムービー時は720p 30fps)になるようですが、720pでHDRムービーオフの場合は60fpsで撮影できるとされています。

 今回発表されたExmor RSシリーズは3モデルで、機能と画素数は以下のとおり。

  • IU135F3-Z(IMX135 CMOS) 1/3.06型 有効画素数1313万画素 
     RGBWコーディング HDRムービー F値2.2
     出荷予定時期 : 2013年3月 (CMOS : 2013年1月)
  • IU134F9-Z(IMX134 CMOS) 4/4型 有効画素数808万画素
     RGBWコーディング HDRムービー F値2.4
     出荷予定時期 :  2013年5月 (CMOS : 2013年5月)
  • IUS014F-Z(IMX133 CMOS) 4/4型 有効画素数808万画素
     RGBWコーディング F値2.4
     出荷予定時期 : 2012年11月 (CMOS : 2012年10月)

 全部入り最高画素のIU135F3-Zが出荷開始されるのはどうやら来年のようですね。来年春モデルのXperiaのカメラには期待できるかもしれません。

情報元 : Sony 経由 : AV Watch

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