auしか対応していないとして、KDDIの新製品発表会において謳われた「高速ハンドオーバー技術(Optimized Handover)」について、KDDIは誤りがあったことを認めました。
この技術は、LTEからLTE圏外の3Gエリアへ高速で切り替え、通信を途切れさせずデータ通信を継続することが可能になるというもの。
ただこの技術については、実はドコモが先行して採用していることが判明。「PS(Packet Switched)ハンドオーバー」とドコモは呼んでおり、Xi端末は当初からこれに対応し、L-02CとL-09Cを除く、全てのLTE端末で対応済みとなっています。
また、ドコモは2012年の冬モデルからは、「LTEから3G」だけでなく、「3GからLTE」への高速ハンドオーバーも対応しており、「auしか対応」どころか「ドコモだけ」でしたというオチがつきます。
しかもKDDIの場合、「3GからLTE」への切り替えはデータ通信中は不可能となっています。
ただ、ドコモのXi端末を使っていて思うのは、実際は3GとLTEの切り替えはあまり上手ではなく、電波を掴まない時間が長いと感じる時があったり、電池がもたないなど、まだまだそれでも課題があるというのが実情です。技術的な問題も大切ですが、実用上の体感を大事にしたいと思います。冬モデルを買うのが楽しみになりました。
情報元:ITmediaMobile