ギャラクシーでさえKDDIの田中社長に言わせれば「人に優しいGALAXY?何のことやらよくわかりませんね(笑)」ってなもんですが、こちらの「目に優しいMEDIAS」にはちゃんと根拠がありますよ。
本日から予約開始、3月1日発売のMEDIAS X N-04E。この機種は青色光を約3割カットする「ブルーライトカットモード」を搭載。ブルーライトが眼精疲労に繋がるんじゃないかって話もあって、わざわざスマホ用・ブルーライトカットフィルムなんてものが売られているような時代ですからね。現代人の目にも優しいメディアスです。
そういう青色光をカットしてるせいもありますし、色温度が低いというか、ほんと有機ELだなーって感じのケバめの発色です。個人的には好みですが、気になる人は気になるかも。左がiPhone5, 右がMEDIAS Xです。
ただ機能的には、三種の神器+防水防塵+NOTTVで全部入り。ワンセグも録画機能がやっと追加。しかもイヤホンジャックはキャップレス防水で非接触充電 Qiにも対応。至れり尽くせりですよ。ここまで死角がないと、却ってNFCが無いのが目立っちゃうぐらい。
あと何気に通知トグルから呼び出せるタップサーチが、精度上がってましたね。画面上のテキスト、写真に写った文字列を、Google検索できる機能です。カメラで取り込んだ写真から文字列を認識して検索することもできるようになってました。
不満という不満は、電源ボタンが異様に押しづらいことぐらいですかね。端末上部にあるんですが、ボタンが小さい、押し込みにくい。電源ボタンにいちいち気合いを入れて手をかけないと画面が点けられない機種って、本当に使いにくいですよ。
ただそれを補うのが、ホームなどのオンスクリーンキーの下にあるボタンですね。MEDIASロゴの上の、横長のボタンです。実はこのボタンを押せば、ディスプレイが点灯します。他の端末には見られない機構ですね。
しかもこのボタン、指の届きやすい位置にありますからね。かなり使いやすいです。ホームボタンが物理的にある機種は、ホームボタンを押せば画面を点灯させられたのでよかったのですが、最近はみんなオンスクリーンキーですからねえ。史上最悪なんじゃないかってぐらい押しづらい電源ボタンでも、これのおかげで乗り切れる気がしてきます。
あとは解像度がHDであることさえ甘受できれば、なかなかいい機種かもしれませんね。むしろ春モデルはFullHD全盛だからこそ、あえて消費電力の観点からHDの機種を選ぶのはアリっちゃアリだとは思いますけどね。実機をよく確認して、ディスプレイが好みかどうかをチェックしておきたいところ。
2画面AndroidということでMEDIAS W N-05Eが注目されがちですが、N-04Eもそんなに悪い機種じゃないんですよ。