富士通が開発中の最新スマートフォンと思われる機種が、ベンチマーク上に登場しました。
「FJDEV001」「 FJDEV002」と名付けられたこれらの機種は、「Snapdragon 600」(またはS4?)とAndroid OS 4.2.2 JellyBeanを搭載している模様です。
これまで富士通のARROWSブランドを冠したスマートフォン、およびタブレットは、NVIDIA製「Tegra」プロセッサを採用してきましたが、こうしたベンチマークから読み取れる情報が正しければ、ARROWは「Snapdragon」へと切り替えることになります。
「Tegra」シリーズはゲーム等に絶大な威力を発揮する反面、GPUの発熱が相応以上にあり、さらにメーカーもチューニングしづらいといったデメリットもありました。さらに「Tegra」シリーズには通信モジュールも内蔵されておらず、各社が実装する必要がありました。
これを逆手にとって、富士通は、自社とdocomoとNECで共同開発した「SAKURA」「COSMOS」といった通信用チップを組み込んでいました。しかしLTE通信モジュールを内蔵して登場した「Tegra4i」があり、そして従来から通信モジュールを内蔵している「Snapdragon」への切り替えが想定される昨今、こうした自前の通信チップは今後活用されるのでしょうか。そうした点も含めて気になるところです。
情報元:AnTuTu 経由:リンゲルブルーメン 1, 2