日本時間 5月16日の深夜から開催されている、Google I/O 2013 で発表されている内容で気になるいくつかのポイントをピックアップしていきます。
※一部内容に誤りがある可能性があります。
[2013/05/17 16時58分]
- 一部の言語表現を変更
- Nexus 版 Galaxy S4について追記
- iPad版 Google Mapのリリースについて訂正
Google Cloud Message
ひとつのGoogleアカウントの通知を複数の端末で共有可能なサービスです。共有される通知はGoogleのサーバで管理され、無駄なトラフィックや無駄な消費電力は極力発生しないようにチューニングされます。
これは、スマートフォンとタブレットなど、ふたつ以上のAndroid端末を利用している時にある「Twitterのリプライ通知」や「facebookのイイね!」などを今までよりも効率良く管理ができるようになりそうですね。
Google Play game service
iPhoneのゲームセンターのような機能です。
Google Play Game Serviceで提供されるゲームならば、世界中の人とスコアを競い合ったり、Google+のフレンドとスコアを競ったりすることができます。
また、リアルタイムでの同時プレイを楽しんだりすることのできるサービスを提供し、レースゲームや、MMOといったゲームをリアルタイムで同時プレイが可能となりました。
この機能をGoogleが提供することにより、開発側はサーバのリソースや、複雑なリアルタイム処理を意識する必要が少なくなります。
また、ゲームのセーブデータがクラウド上に保存可能となり、面倒だったセーブデータの移行の必要なくなります。セーブデータの移行は非常にわずらわしい作業だったのでこの機能は偉大です。
なお、このサービスは Androidだけでなく、iOSといった他のプラットフォームでも提供されます。
新しいNexusのようなもの
まさかの Galaxy S4がそのまま。既に発売されているGalaxy S4と使用ほぼ同等であるものの、LTEに対応、ブートローダーがすでにアンロックされた状態で出荷、販売はGoogle Playを経由して行われます。
搭載されるチップセットがExynosであるか、Snapdragonであるかは不明ですが、LTEに対応していることもあり、おそらくSnapdragon s600を搭載したモデルと予想されます。
RAMは2GB、内蔵フラッシュメモリは16GB、T-MobileとAT&Tでの通信に対応。日本で発売されるか否かは不明です。価格は649ドルを予定。
Google Play Music All Access
Google が提供する音楽が月額9.99ドルで聴き放題になるサービス。サービスインはアメリカから。サービスの性質上、日本で提供されるのは難しいかもしれません。
Android Studio
今まではEclipseが必要だったAndroidアプリケーションの開発でしたが、ついに専用のIDE(統合開発環境)が提供されます。
Androidアプリケーションの開発に特化しており、より開発が用意となりました。強力なコード補完機能や、直感的なアイコン・UIを提供し、最適な開発環境が提供されます。
現在、プレビュー版がダウンロード可能。興味のある方は是非インストールして使い心地を試してみましょう。
Google Play for Education
学生(学校)向けのGoogle Play Marke tを提供するサービスです。管理者(教師やシステム管理者)がアプリケーションのランク付け(対応する学年など)が可能で、より柔軟な管理が可能となりました。
また、ボリュームライセンスの管理も可能となり、より学習の場でAndroid端末を利用する敷居が下がった形になります。
siriのような音声検索機能
音声で入力した語句を検索してくれるだけでなく、siriの用に口語で質問をすると質問の答えがで答えが返ってきます。デモでは現在地からの目的の場所への道や距離といった情報を答えていました。
プラットフォームの制約がなくChromeが動作する環境ならば、Androidスマートフォン、タブレット そして、パソコン(MacとLinuxのChromeでは後日対応)といった、環境で利用が可能です。
提供される言語は4言語(具体的な言語は不明)より多くのプラットフォームには後日対応となっています。
Google Maps for iOS
すでにリリースされていた、iPhone以外にも、iPad版のGoogle Mapsアプリをリリース予定。具体的な日時はアナウンスされなかったもの This Summer (今夏)のリリースを予定しているようです。