不正なアプリケーションで個人情報を収集、出会い系サイトのメールを送りつけたとして、IT関連会社「コーエイプランニング」の社長が逮捕されました。
このアプリケーションは、「安心ウイルススキャン」の名称で、「Google Play」を装ったWebサイトで配布されており、81万人がダウンロードしたとみられています。アプリケーション自体にはウイルスを駆除する能力はなく、セキュリティソフトを販売するシマンテックも注意を喚起していました。このアプリをインストールした端末では、電話帳データが送信されるため、電話帳に登録されていた計3700万人分の個人情報が流出したと考えられており、これまでの中で最大規模となります。
この個人情報を元に、容疑者らは出会い系サイトのメールを送信。有名人などの名前を使って有料サイトへ誘導することで、4億円弱の利益を得ていたと見られます。
ウイルスをスキャンしているとおもいきや、スキャンしていたのは電話帳の個人情報という笑えない事態となっています。マーケット外のアプリケーションのインストールには十分注意したいところです。
情報元:毎日新聞