「iPhone 5C」投入は急務か?――アップル、中国市場でシェア5位圏外へ脱落。

 「iPhoneは、もはや誰もが憧れるスマートフォンではない」と、上海の市場調査会社のマネージング・ディレクターShaun Rein氏は言いました。

 調査会社Canalysが発表した、中国市場の第2四半期のスマートフォン市場のデータによると、Apple社は、前年同期の9%から、5%へとシェアを落としました。Canalys社によれば、2010年第4四半期以来、最も低い市場シェアを記録したことになります。

 中国市場は依然として世界最大規模の市場です。市場規模も成長し続けていますが、中国メーカーの躍進も著しく、海外大手メーカーも苦戦を強いられています。

 中国市場における、第2四半期のトップ5を見ると、Lenovo、COOLPAD、Huawei、中興ZTE、Xiaomi(小米)が上位となっており、中国製スマートフォンの躍進ぶりが伺えます。

 Appleが5位圏外となったのは、やはり低価格帯の商品がないことに尽きると考えられています。Xiaomiなど新興の中国メーカーは、非常に優れたハードウェアの製品を、低価格で提供しているからです。

 中国市場を制することは、世界シェアを獲得することにもつながります。ティム・クックCEOも中国市場を重視する姿勢を見せており、廉価モデルとなる「iPhone 5C」は、中国市場や新興国市場をメインターゲットに見据えていると考えられています。

 「iPhone 5C」と「iPhone 5S」は、9月10日に正式発表されると伝えられており、ここで発表される「iPhone 5C」次第で、Appleの世界戦略が左右されることは間違いないでしょう。

情報元:Bloomberg

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