LGエレクトロニクスはラスベガスで開かれた CES 2014 で曲面型スマホ LG G Flex やリストバンド型の健康管理機器 Lifeband touch 他にも webOS を搭載したテレビや、画面のカーブ角度(曲率)を変えられる Flexible OLED TV など多くの新製品を発表しました。
Flexible OLED TV
これまでに55インチと65インチの曲面型の有機ELテレビを展示していましたが、今回発表された77インチの有機ELテレビはリモコンからテレビのカーブ角度(曲率)を変更できる「フレキシブル」な有機ELテレビを発表しました。
曲面型のディスプレイは再生されるコンテンツに対しての没入感が高まり、今回の「Flexible OLED TV」では、自分に合った曲率や大人数で見る際の曲率などを個別に設定でき、曲げることができる有機ELディスプレイの特性を生かしたテレビと言えます。
曲面型のディスプレイと言えば、国内への投入も噂されている LG G Flex の展示もあり、米国 Sprint や AT&T また T-Mobile などの発売も開始し徐々にその勢力図を伸ばしています。
画面の解像度は対抗馬であるサムスンの Galaxy Round には劣るものの、Round とは異なる、縦方向の曲面ディスプレイとなっています。個人的には、面白い端末だと思うので、日本市場への投入が待たれますね(マニア層以外で受けるかはわかりませんが)
Lifeband Touch
あわせて、リストバンド型のウェアラブルデバイス Lifeband Touch を発表しました。画面には有機ELディスプレイを採用し、カロリー消費量や歩数、歩行速度や歩行距離が測定でき、スマートフォンとペアリングしアプリケーションと連携することで音楽を楽しんだり着信履歴を確認することができます。
また、イヤホン内部に高性能センサを内蔵した Heart Rate Earphone も発表しました。こちらは心拍数や最大酸素摂取量を計測し Lifeband Touch 上に表示ができます。これらの2製品は2014年前半にアメリカ市場への投入が予定されています。
webOS搭載の Smart TV
LGは同社が販売する Samrt TV の7割に、米 Hewlett Packard から買収した webOS を搭載することを明らかにしました。共通して利用できるソフトウェアプラットフォームとアプリケーションの開発の容易さを売りにしています。
薄型テレビは世界的に低価格化が進み、テレビ自体での違いをアピールしづらくなってきたため、4k2k や 3D をはじめとした付加価値のついたテレビを各社しのぎを削って開発・販売している最中です。
ライバル企業である韓国のサムスンエレクトロニクスを意識した製品から、オリジナリティにあふれる製品まで、興味深い製品が数多く発表されたと思います。