サムスンを無視してGALAXY S5発売――前倒しの背景には、キャッシュバック競争をやめない韓国大手キャリアの営業停止処分か

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 韓国の移動体通信事業者SK Telecomは、3月27日に予定を前倒し、GALAXY S5を電撃的に発売しました。

 GALAXY S5は、SAMSUNGのフラッグシップモデルであり、世界市場での発売は4月以降となっていますが、SK Telecom側が強行した形です。当のSAMSUNGでさえ、発売の前倒しは寝耳に水であり、SAMSUNG関係者が憤っていることが伝えられています。

 このような事態に陥っている背景として、SK Telecomが、監督官庁から営業停止処分を受けているという事情があります。営業停止期間に入ると新規契約や端末の販売などが規制されるため、期間に入る前に、滑り込みで発売を試みた形です。

 韓国の放送通信委員会は、携帯契約に過剰な補助金がばら撒かれているとして、当該行為の中止を各移動体通信事業者に命令。しかしSK Telecom、KT、LG Uplus(ユープラス)は従わなかったため、監督官庁である未来創造科学部が45日間の事業停止命令を下しています。

 日本でも、既存ユーザーの利用料金が新規顧客へのキャッシュバックとしてばら撒かれていますが、事業停止や行政指導などもなく、現時点ではあくまで総務省から各社担当者への口頭注意に留まっています。

 韓国では、10年前の旧情報通信部(現未来創造科学部)の時代に、電気通信事業法の改正により、新技術・新規サービスの活性化という例外を除き、補助金が法的に規制されています。昨年もKTがキャッシュバック競争を主導したとして、1週間の営業停止と罰金が命じられていました。

 もし今回の各社への事業停止命令が履行されない場合、未来創造科学部は各社の代表取締役を刑事告発する方針です。

 今回の各社の営業停止の件で影響を受けているのは、SAMSUNGだけではありません。韓国メーカーPantechの次期フラッグシップモデル「VEGA Iron 2」も、各社の営業停止期間終了後の5月に発売されると伝えられており、韓国でスマートフォンを販売しているメーカー各社への影響は大きなものとなりそうです。

情報元:聯合ニュース, NAVER NEWSBlog of Mobile!!

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