WILLCOMの裏メニュー「番号保管サービス」をあえて利用してみた。

willcom

 WILLCOMの裏メニューと噂されている「番号保管サービス」を利用してきました。

 

長めの前置き

 ここは飛ばして次の章を読んでもらっても構いません。筆者はW-ZERO3シリーズからのWILLCOMユーザーです。最近まで、WILLCOMを3回線持っていました。

 しかしこの3回線の契約も、契約から2年経ったので解除料金も安くなりました。さらにWILLCOMが新規契約社向けに「月額基本料3年間無料キャンペーン」という大盤振る舞いな施策を展開するなど、いっそ3回線を新たに契約し直したほうが月額維持費が圧倒的に安いという状況が生まれてきました。

 「キャッシュバック終了」との噂が流れた3月16日よりも後のとある日、電量販店でE-MOBILEのNexus 5がMNP一括0円、さらに商品券まで付いている(即時手渡し)というお得な特価販売を発見しました。タイミングよく、電話番号そのまま他社に移したいと思っていた回線があったので、その場でMNPすることにしました。

 そこで店員さんに伺ったのは、WILLCOMの回線を主回線とし、E-MOBILEを副回線に指定できるということです。主回線となるWILLCOMの回線を維持している限り、E-MOBILEの回線で「月額基本料無料」「新規事務手数料が無料」「7月目以降の契約解除料が免除」といった特典が受けられます。私はWILLCOMはそれなりに長く利用するので、都合がいいです。それでいて、ピュアAndroid端末であるNexus 5が手に入るのですから、御の字でしょう。6月に合併を控えているWILLCOMとE-MOBILEの、シナジー効果の賜物といったところでしょうか。

 そこで、既にキャンペーンも終わり、却って維持費の高くつく既存の3回線を適当に「処分」し、その家電量販店でWILLCOMの3回線を新たに契約し、それを主回線として、E-MOBILEのNexus 5に転入する回線を副回線とすることを決めました。

 このとき、WILLCOMを新規契約時、WX08K STOLAを2台目、3台目にすれば、STOLAの端末代金と維持費が無料となったため、これらWILLCOMのPHS計3回線を契約。E-MOBILEのNexus 5も新規事務手数料0円、キャンペーンや割引で月額維持費の安い回線も手に入りました。

 

本題

 新たに契約したWILLCOMの3回線を通話用に利用していくとして、既に2年間契約してきた3回線を何らかの形で解約する必要が出てきたわけです。

 そこで思い出したのが、WILLCOMが、解約希望者向けの「裏メニュー」として「番号保管サービス」を提供しているというネットの噂でした。「解約したと思ったら、『番号保管サービス』にされていた」という報告がいくつも上がっています。公式サイトでもアナウンスされていないものですが、WILLCOM側が説明している(らしい)内容としては「電話番号を他の誰かに取られてしまっては困るでしょうから、無料で電話番号を保管しておいてあげます(大意)」というもの。

 わりとよく使っていた番号なので、確かに他の誰かに電話番号を取られてしまっては困るので、ちょっと利用したいと思いました。ただし、そもそも090、080の電話番号の枯渇が問題で、空いている070の電話番号を携帯電話にも割り当てるという流れがあるにも関わらず、070の電話番号が誰か他のユーザーに取られてしまうなんて事態が本当に起こり得るのかどうかは不明ですが。

 先ほどのPHSとE-MOBILEの契約を終え、WILLCOMプラザに向かい、早速、番号保管サービスをお願いしてみました。WILLCOMプラザの店員さんは、快く「番号保管サービス」に応じてくれました。「裏メニュー」というほどでもなさそうな雰囲気。これで3回線の格安維持(塩漬け)に成功しました。 

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 ただし解約金が発生するので注意が必要です。私の場合は5775円でした。これは月の利用料金の請求と一緒に引き落とされます。また、これらの回線は、「番号保管サービス」の利用料315円もユニバーサル料も免除され、1年後に自動解約となります。ただし、1年以内に解約した場合、それまでの「番号保管サービス」利用料が発生するようなので注意が必要です。

 この「番号保管サービス」を利用するメリットとしては、WILLCOM側が説明するように、他人に割り当てられないように電話番号を保全できること、そして2014年10月から070の電話番号がPHS以外の契約にも解禁されるので、これらの塩漬けした070の電話番号からMNPができるという点です。

 というわけで、私のWILLCOMの回線は、新たに契約した3回線と、「電話番号保管サービス」を用いて「塩漬け」した3回線の、計6回線となりました。(WILLCOMの契約回線数上限は6回線)

 なぜWILLCOMが、このような「電話番号保管サービス」を提供しているのかというと、回線数のコントロールという観点があるものと思われます。

 かつてWILLCOMは、一時は倒産し会社更生手続きを経て、現在はSoftBankグループのもとで、契約純増数を重視した経営を行っています。回線の数は最も重視される指標だからです。ユーザーを解約ではなく「電話番号保管サービス」に残しておくことで、回線数を維持、そして本当の解約を1年後に延ばすことで、1年後に減るであろう回線数を、上回る新規契約を得られるよう、適切なタイミングで新規向けのキャンペーンを計画的に打つことができるからです。

 確かにWILLCOMとしてはあまり広く知られたくはない「裏メニュー」と言えるかもしれませんが、既存ユーザーには解約するよりかは積極的に「番号保管サービス」を利用して欲しい、というのが本音かもしれません。

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