パナソニックの後を継ぐ形で「狭額縁」を攻めるシャープ。以前の「AQUOS Phone」ブランドから「AQUOS」へとブランド名が変更されました。IGZOで省電力ながらもベゼルを最小限まで押さえ込んだEDGESTシリーズがdocomoにもやっと登場した形ですが、そんなAQUOSの進化点を見て行きましょう。
AQUOS Phone ZETA → AQUOS ZETA
ARROWSと同様に名前の変化しないシャープの機種ですが、今回AQUOS PhoneからAQUOSへブランド名が変化したことで区別がつくようになりました。とは言え次の「AQUOS ZETA」が登場すればまた同じことになりそうです。
シャープのAQUOSシリーズは積極的に便利機能を搭載してきており、持つだけで画面が点灯する「グリップマジック」なども旧機種から引き続き採用されています。前機種から既に様々な便利機能が搭載されているが故に、変化点としては地味なものになってしまっています。
旧機種からの進化点としては、やはり横幅を74mmに抑えながらも画面サイズを5.4型の超大型液晶を搭載した「EDGEST」設計でしょう。同じ横幅74mmのXperia Z1が5インチ液晶なことを考えると、かなりの狭額縁設計になっていることがわかります。
液晶はサイズ以外にもに進化しており、XPERIA Z2 / Z2 Tabletと同様にバックライトを改善することでより自然な色合いを実現する「PureLED」技術も搭載されました。
カメラの面ではHDRが更に進化し、撮影前からHDR処理の結果が簡単に確認できるリアルタイムHDRに対応しました。まるで360度カメラのように上下左右360度を撮影できる全天球撮影機能も新たに追加された機能の一つです。
シャープの売りと言えばやはり電池持ちでしょうか。もちろん電池持ちも大幅に改善されています。しかしこの部分は旧機種と比べ本体サイズがかなり大型化している為、当たり前といえば当たり前と言えてしまうかもしれません。
マジックグリップなど、今までのシャープの便利機能はもちろん搭載し、更に磨きをかけてきた今回のAQUOS ZETA。この夏は低消費電力なIGZOディスプレイでクールに過ごすのも良いかもしれません。