SoftBankが「戦略機種」に位置づけるSHARP製のスマートフォン「AQUOS CRYSTAL 305SH」を正式に発表しました。
本機種はSoftBankとSprint Nextelの共同開発と共同調達が謳われており、シナジー効果による低価格での提供が期待できます。カラーはホワイト、ブラック、ピンク、ブルーの4色。
予約開始は8月19日から、発売日は8月29日。価格は新規なら実質0円。米国ではSprint、Virgin Mobile、Boost Mobileのブランドで販売されます。
AQUOSブランドの3辺狭額縁ベゼルレスデザインを押し進め、フレームを極限まで無くす「フレームレス構造」によって、5インチの大画面ながらも幅67mmのコンパクトなサイズを実現しています。
Harman社のサウンドエフェクトエンジンを搭載。ワイヤレススピーカー「Harman Kardon ONYX STUDIO」とのセット販売(日本市場のみ)により、Bluetoothの無線接続による高音質な音楽再生を実現します。
スペック的にはSnapdragon 400やHD解像度など、国内では珍しく、京セラやいわゆる「格安スマホ」と同等。
OS | Android 4.4.2 KitKat |
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CPU | Snapdragon 400 MSM8926 1.2GHzクアッドコア |
メモリ | 1.5GB |
ストレージ | 8GB |
ディスプレイ | 5.0インチHD(1280×720)S-CG Silicon液晶 |
カメラ | 800万画素 |
インカメラ | 120万画素 |
バッテリー | 2040mAh |
寸法 | 67×131×10mm, 140g |
その他 | FDD-LTE, AXGP |
日米共通仕様となることから、おサイフ・ワンセグ・赤外線には対応しません。この「AQUOS CRYSTAL 305SH」と同時に発表されたのが日本市場向けモデル「AQUOS CRYSTAL X」です。
こちらはおサイフ・ワンセグ・赤外線にも対応し、5.5インチフルHD、1310万画素カメラ、実行用2GBメモリ、電池容量2610mAhといった比較的ハイスペックな仕様です。12月発売とアナウンスされているので、型番はおそらく306SHというより401SHあたりになるのではと推測できます。
今回、SoftBankのSprint買収により、SHARP製スマホの北米市場参入の足掛かりとなったのは嬉しいですね。今度はSprintに投入されている機種が日本市場にも安く提供されるといった効果にも期待したいところです。