前回「Anker Astro2 第2世代 9000mAh 高性能 大容量 モバイルバッテリー」のレビューを掲載しました。今回AnkerさんからUSB3.0対応4ポートハブをお借りしましたので、レビューしたいと思います。
何だかんだで必要になるUSBポート
最近は何でもクラウドにバックアップされるのでスマホをPCに繋ぐ機会は減ったかも知れませんが、やはり大量のデータをやり取りするには今でもUSBは現役。
iPhone/iPadではバックアップ先にiCloudかPC(iTunes)を選択出来ますが、筆者のように128GBほぼ使い切る(8割がアプリ)ようなユーザーだと、クラウド経由の復元は非常に時間がかかります。デフォルトのバックアップ先はiCloudにしておいて、たまにPCにバックアップ、というのが個人的な運用法です。
また、筆者のメインマシンであるMacBook ProにはUSBポートは2口ありますが、1つはLogitecのUnifyingレシーバーでほぼ常時埋まっているのでハブは欠かせません。
そこで必要になるのがUSBポートです。
製品パッケージ
パッケージはいかにもAnkerらしい質実剛健タイプ。高級感はありませんが、「良いものを安く」というAnker社のポリシーが垣間見えます。
内容物
箱の中身はこんな感じ。付属物はマニュアルとサポート連絡先の紙のみ。マニュアルはちゃんと日本語もあります。バスパワータイプなので、アダプターはありません。
デザイン
本体はこんな感じ。白の筐体にアクリルブラックの天板。緑の電源LEDと、ソケットから覗く青の端子が良いアクセントになっています。なおこちらは21cmケーブル付属モデルで、ノートPCに最適です。ケーブルは本体に固定で交換等は出来ませんが、太めでしっかりしており、断線はしにくそうな印象です。底面には小さいながらもゴム足があるので、プラスチックの筐体で机を傷つけることもありません。
なお見た目に反して45gとかなり軽量。持ち歩きも楽です。デザイン上の欠点を強いて挙げると、天板の黒アクリルで指紋が目立ってしまう点でしょうか。白の筐体部分には指紋は付かないので、そこを持って扱う分には問題ありません。
パフォーマンス
USB3.0対応なので、USB3.0対応のフラッシュメモリでベンチマークを取ってみました。使用したのはXbenchのDisk Test。
まずはメモリを本体のUSB3.0ポートに直刺しした結果がこちら↓
Anker USBハブを経由した結果がこちら↓
なんとハブ経由の方が高スコアという結果に・・・ただ何度か計測すると双方ともバラツキがあったので、結論としては「ほとんどパフォーマンスヒット無し」となるかと思います。フラッシュドライブ程度では参考にならないですね。USB3.0接続のSSDが欲しい。。。
コストパフォーマンス
執筆時点でのAmazonでの販売価格は1,599円。価格だけ見れば更に安いハブもありますが、デザイン、軽さと18ヶ月の製品保証を考えると有力な選択肢ではないでしょうか。
なお、バスパワータイプなのでこのハブ経由での急速充電は出来ません。USB2.0対応のスマートフォンを接続したとすると、USB2.0上限の500mA出力になります。多くのデバイスを急速充電したい場合は、Power IQ対応の40W 5ポートUSB急速充電器がオススメです。