日本経済新聞が報じたところによると、VAIO株式会社が5インチのAndroidスマートフォンを発売する模様です。メール・通話・テレビ電話などを統合するアプリを目玉にするとのこと。(Timescapeのようなもの?)
販路は家電量販店、情報システム構築会社、ECサイトなど、NTT docomoのMVNOである日本通信の販路を通じ、個人・法人に販売するそうです。価格は大手携帯キャリアと格安スマホの中間程度を想定し、安さとデザインで訴求する模様です。
SONYのPC事業であったVAIOは、既にSONYから独立しており、AndroidスマートフォンXperiaを販売するSony Mobileとは競合する可能性もあります。ただしXperiaが大手キャリアからプレミアム路線で販売されているのに対し、VAIOのスマートフォンはMVNOからの販売となるので、競合せず、うまく棲み分けできるのではとも思います。
むしろXperiaのイメージを「格安スマホ」として毀損するリスクを避けつつ、SONYと依然として関係の近い会社が、成長分野のSIMフリースマホ市場のシェアを取りに行くと考えれば、別働隊とまでは言いませんが、SONYにとっても悪い話ではありません。ただせっかくSONYとは別会社、しかも大手キャリアの顔色をうかがう必要も無いのですから、どうせならWindows PhoneをOSに採用してみても面白かったかもしれませんね。