大阪市は、小型の無人機ドローンについて、大阪市内の980ヶ所全ての公園で飛行を禁止することを明らかにしました。
自治体独自の規制は全国でも異例。条例改正を待たずして、現行の公園条例で禁止されている「他人に危害を及ぼすおそれのある行為」に、ドローンの飛行を含める運用で対処します。
ドローンはカメラを内蔵し、無線操縦可能な小型の無人飛行機。個人で簡単に購入することができ、スマートフォンで操縦可能なモデルも存在します。宅配・救急医療・映像作品撮影・植物の種まきなど、様々な用途への応用が期待される注目分野です。
一方で、放射性物質の入った容器を取り付けたドローンを首相官邸屋上に飛行させる事件も発生しており、今後の法改正による規制が議論されています。
政府や安全保障に関する施設上空の飛行を制限することは致し方ないことですが、イノベーションをいかに阻害せずに規制を実施するかという観点が重要だと思います。今後の動向に注目したいところです。