読売新聞によると、文部科学省はタブレットで教科書を読む「デジタル教科書」を公立小中学校に導入すべく、有識者会議を設置しました。
現行法では教科書は紙でなければならないと定められており、法改正も必要となる見通し。おそらく 学校教育法、教科書発行法の改正は不可避と思われます。
教科書のタブレット化により、テキストだけでなく、立体的な図形や音声、動画を取り込んだインタラクティブな学習が可能になることが想定されます。また、最新のニュースの閲覧が容易になるほか、教科書をタブレットにまとめられることから、通学中の荷物の重量を減らすといった効能もありそうです。国の未来を担う青少年の教育に、デジタル教科書の導入は必須であると思います。
ただし、ARROWS Tab Q584/Hを8万5千円(自治体負担3万5千円、保護者負担5万円)で生徒全員に強制的に購入させた挙句、故障・不具合率が高すぎるなどトラブルが相次ぎ、授業に支障をきたし、保護者に負担を強いたばかりでなく税金の無駄遣いに終わった佐賀県の例もあることから、実際の導入にあたっては、メーカー・機種・OS・業者の選定は慎重に行うべきであると思います。