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なぜ日本では四年間もWindowsPhoneが出なかったのか?

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 6月18日に四年ぶりのWindowsPhone「MADOSMA」が発売され、日本ではauで発売されたTOSHIBAのIS12T以来、四年ぶりのWindowsPhoneとなりました。

 ここでは、独自情報により何故WindowsPhoneが四年間も日本市場で不在だったのかを解説していきたいと思います。

 匿名を条件にした開発筋からの情報によると、WindowsPhoneが日本で発売されなかったのはIS12Tの販売不振というだけでなく、キャリアとMicrosoft側の方針の違いもあったようです。ご存知の通り、Androidはテレビやおサイフケータイなど、日本独自の機能を組み込まれて販売されています。これはAndroidがOSのソースを公開しているからであり、キャリアの要求とメーカーの開発によって様々な機能追加が可能です。

 しかし、iOSやWindowsPhoneはOSのソースをキャリアやメーカーが改変することは許されず、結果としてOSのコアで機能するおサイフケータイなどの機能は追加できませんでした。

 また、別の理由としてMADOSMAなどは海外委託生産品であり、独自の電波帯や技適などの日本向けの仕様はあるものの、海外製品と中身はほとんど同じものです。このためSIMフリーが一般的になる昨今まで、登場しなかったわけです。Microsoftにとっては、日本は米国に次ぐ市場規模ですがここまで新製品が発売が伸びてしまったのは、キャリアのガラパゴス機能へのこだわりに加え、販売不振という二重の理由があったと推察されます。

 筆者はアプリが不足しているのは認めつつも、タイルUIを使ったWindows Phoneはなかなか、良いものだと思っています。中でも、AndroidやiPhoneと違い、片手でもかなりの操作が可能なのは利点です。キャリアのこだわりの結果として、消費者の選択肢が四年間も閉ざされてしまったのは残念です。

 Windows 10 Mobileの発売を機により同OSの機種の選択肢が増えると良いと考えます。

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