今やノートパソコンには当たり前のように着いているWebカメラ。しかし、タワー型パソコンでは、別途購入の必要があります。最近ではブロードバンドが広く普及し、Skypeを利用したテレビ電話も簡単に使えるようになりました。
今回、AUSDOM様よりレビュー用の商品を頂戴したので、レビューを掲載していきたいと思います。
近未来を思わせる、一風変わったデザイン
デザインは通常のWebカメラとは一風変わっており、ゴールドをベースに、近未来を思わせるライン模様が入っています。筐体はアルミニウム素材で出来ており、そこそこの質感です。個人的には、アルミニウムそのままのシルバー色で出して欲しかったですね。
スタンドは、180度以上広げたり畳んだりできるので、奥行きが厚めの液晶モニタでも問題なく設置できるでしょう。手元の少し奥行きのあるタイプのモニタ(三菱 MDT231WG)や薄型のモニタ(LG電子 23EA73)でも、安定して設置が可能でした。
AFには非対応、画質・音質はまあまあ
AF(オートフォーカス)に対応していないため、フォーカスリングを回転させ、手動でフォーカスを合わせる必要があります。ビデオ通話での利用であれば、AFは必要ないと思います。普段使っているWebカメラ(LifeCam HD-5000)はAFに対応していますが、ビデオ通話中にオートフォーカスが動作してピントがずれてしまうことがあるので、必要性をあまり感じません。
画質は価格相応で、Webカメラとして利用するには取り立てて不満を感じる点はありません。しかし、手持ちのマイクロソフト LifeCam HD-5000 や MacBook Air内蔵のWebカメラと比較すると、階調表現が苦手で、特に黒い髪の毛の部分がベタっとした絵になりがちです。参考までに、比較画像を掲載しておきます。
マイクの音質は、そこそこでしょうか。ノイズが入ったりすることはなく、必要十分なマイクの性能は備えていますが、音がこもり気味なのが勿体ないです。Skypeでの通話なら問題ありませんが、このマイクを使って「うたってみた」の類いはつらいかもしれません。
驚きの謎マクロ性能
ここまで辛口なレビューを掲載してきましたが、実はこのWebカメラのマクロ機能が異様に優秀で、フォーカスさえ手動で合わせてしまえば、近くによってもフォーカスが合います。公式では 30cm 〜 ∞ となっていますが、ギリギリまでフォーカスを近くに合わせると、レンズに付いているゴミまで写ります。
試しに液晶ディスプレイの画素が撮影できないか試してみたところ、撮影できました。
せっかくこんなにマクロができるので、お迎えしているドールをマクロで撮影してみました。
Webカメラは基本的に、動画を撮影するのに利用するものなので静止画像でスナップすると、汚く見えてしまうのが残念ではあります。
撮影はMac OS Xに付属している Photobooth を利用していますが、Macの大画面でプレビューしながら、撮影できるのは面白いですね。
Webカメラとして、マイクの音質に不満は残りますが、それ以外は及第点の基本性能。謎のマクロ性能を持つ AW920 キワモノ好きな方にお勧めしたい逸品だと思います。
AUSDOM ウェブカメラ FullHD(1080P)画質 1/4.5インチCMOSセンサ200万画素 マイク内蔵 360度回転 AW920