KDDIは、電気小売事業への参入を表明。「auでんき」を2016年春より提供すると明らかにしました。本日、経済産業省資源エネルギー庁へ小売電気事業者として登録を申請したとのこと。
政府は2016年4月から電力小売を全面自由化するので、この流れに乗る形となります。
「auでんき」のサービス提供は全国約2500店舗のauショップとお客様センターを利用。電気料金と通信料金のセット割も提供するそうです。
我が国の移動体通信の多くの問題の原因は寡占市場にあることは既に論じた通りですが、携帯キャリアは有り余る資金力を自社の多角化に投じており、政府が後発の事業者を今から参入させ育てようにも、設備もサービスも、既に途方も無い差がついているという現実があります。今回のような電気小売事業への参入も、それを象徴する出来事のひとつとも言えます。